2025年9月 中国ドラマ放送予定 (地上波/BS)
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公文書を持って出直してほしい――庫狄琉璃(こてき・るり)は、米大郎(べい・たいろう)を連れ去ろうとする蘇南瑾(そ・なんきん)との口論の末、強気に言い放った。そんな中、瀕死の状態の大郎に異変が起こる。消耗した体には薬が強すぎ、苦しんだあげく、息を引き取ってしまったのだ。蘇生を試みる韓四(かんし)の鍼治療もむなしく、無反応の大郎。その亡骸を見届け、南瑾は引き揚げていき…。
グーリーナーザー、ティミー・シュー、リウ・ドワンドワン、ゾン・イーシュエン、ジャン・タオ、ジュー・ルイ ほか

司馬懿が公孫淵(こうそんえん)を倒し、その一族も皆殺しにしてしまったという知らせを聞き曹叡は倒れてしまう。曹叡の病は重く、朝廷内では早くも誰が幼い太子の補佐役になるかで騒がしくなっていた。そして曹一族らによる争いが勃発し、燕王・曹宇(そうう)と曹爽(そうそう)の派閥に分かれて、激しく権力を奪い合おうとする。何度も意識を失いそうになりながらも、曹叡は親族たちの訴えを聞き、自ら決定を下そうとして……。
ウー・ショウポー,リウ・タオ,ユー・ハーウェイ,リー・チェン


如懿が皇后に冊封され、改めて乾隆帝との婚礼の儀式が執り行われた。やっと如懿を正妻に迎えることができた乾隆帝は、互いに末永く信頼し合うことを如懿に誓う。妃嬪たちが翊坤宮に集まり、皇后となった如懿に祝いの言葉を述べるが、嘉嬪(かひん)は鮮やかな赤い衣をまとい、皇后を後釜だと揶揄(やゆ)する。如懿はあえてとがめ立てはせず、皇后の権限で嘉嬪を貴妃の位に復位させ、更に純貴妃には瑪瑙(めのう)の耳飾りを、嘉貴妃には紅玉髄(こうぎょくずい)の耳飾りを贈るのだった。





突然襲い掛かってきた楼リー。程少商は家廟の仕掛けを見抜き、何昭君を連れて密室へ逃げ込む。密室ではレイ帝残党の陰謀を嗅ぎつけた袁慎が捕らわれの身になっていた。一方、カ県に入った霍不疑と黒甲衛に残党たちが襲い掛かる。霍不疑は罠だと知りながら少商たちのいる密室へと突入するが、そこに現れたのは川に身投げしたはずの王延姫だった。田朔によって一命を取り留めた王延姫は、夫・楼犇の敵を討つためこの局面を作り上げるが…。
ウー・レイ、チャオ・ルースー、リー・ユンルイ、ユー・チョンエン、シュー・チャオ、ワン・ジュオチョン ほか




程(てい)大総管と王(おう)副総管に、陛下の沙汰が下った。いずれも死罪や免官と大変重いものだが、唐にとって不名誉となる商人虐殺については触れていない。蘇海政(そ・かいせい)も別件での処罰となり、前線を離れるだけに留まるのだった。代理で大総管を任された蘇定方(そ・ていほう)を支えるべく裴行倹(はい・こうけん)が家を空ける中、庫狄琉璃(こてき・るり)は体調を崩し…。
グーリーナーザー、ティミー・シュー、リウ・ドワンドワン、ゾン・イーシュエン、ジャン・タオ、ジュー・ルイ ほか


曹叡は死を目前にしていた。意識を混濁させながらも、ついに司馬懿を洛陽に呼び寄せてその真意を試すことにする。戦の帰路で立ち寄った故郷で心置きなく過ごしていた司馬懿のもとに、曹叡から急報が届く。戻らねば不敬、大軍を率いて戻っても造反だと目されると考えた司馬懿は、軍を置いて単身洛陽に戻っていく。そして司馬懿を前にした曹叡は、曹爽を大将軍、司馬懿を大尉に任命することに決める。
ウー・ショウポー,リウ・タオ,ユー・ハーウェイ,リー・チェン

子を諦め、子宝の薬の服用をやめていた舒嬪(じょひん)が懐妊する。ひそかに同じ薬を服用していた炩嬪(れいひん)は、市井の医者に薬の成分を調べさせた結果、なんと避妊薬だと分かり愕然(がくぜん)とするのだった。そして事実を知りながらも黙っていた如懿(にょい)に恨みを募らせていく。同じ頃、斉侍医(せいじい)が皇太后のもとに出入りをしていることをつかんだ乾隆帝(けんりゅうてい)は、慧賢皇貴妃(けいけんこうきひ)の死も皇太后によるものだと考える。やがて乾隆帝は天下太平をこの目で確かめようと南巡を決めるのだった。


天下の食糧を担う郭村と国の未来を担う太子に危険が迫っていると知った霍不疑と程少商。2人は互いを信じ、それぞれ救出に向かう。少商はレイ帝残党による郭村の焼き討ち計画を阻止するべく奮闘していたが、田朔の放った刺客たちが次々と村へ火の矢を放つ。その頃、霍不疑は間一髪のところで太子の命を救うも郭村からは火の手が上がっていた。田朔は尊い身分の太子を守るか、愛する女と民を守るかの選択を霍不疑に問いかける…。
ウー・レイ、チャオ・ルースー、リー・ユンルイ、ユー・チョンエン、シュー・チャオ、ワン・ジュオチョン ほか

またもや張敏娘(ちょう・びんじょう)が庫狄琉璃(こてき・るり)の見舞いにやってきた。追い払うために応対に出た阿史那雲伊(あしな・うんい)であったが、敏娘の今回の目的は雲伊の素性を探ること。敏娘に挑発された雲伊は、いとも簡単に北部の出身であると口を滑らせ、敏娘は早々に帰っていくのだった。弱みを握られ急に不安がる雲伊をよそに、裴(はい)府には喜ばしい出来事が…。
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新天子が即位し、司馬懿と曹爽はそろって朝廷を訪問する。太后より、曹爽の弟と司馬懿の息子たちに、適する官職を選んで出仕させるよう命じられ、司馬懿は承諾する。曹叡が死に、悲しみに暮れる辟邪(へきじゃ)だったが、裸同然の姿でろうに入れられてしまうのだった。やがて、朝廷から宣旨が届き、司馬師は軍事を、司馬昭は屯田の責務を任される。司馬昭はこの決定に不満を抱くが……。
ウー・ショウポー,リウ・タオ,ユー・ハーウェイ,リー・チェン

江南(こうなん)で如懿ばかりを寵愛(ちょうあい)していた乾隆帝は、妃嬪(ひひん)は公平に寵愛するようにと皇太后から苦言を呈され、玫嬪(まいひん)と慶貴人(けいきじん)を薦められる。乾隆帝はそんな皇太后に腹を立て、玫嬪と慶貴人をあえて無視する。そして当てつけに炩嬪(れいひん)を妃(ひ)の位に昇格させ、寵愛する。炩妃(れいひ)は更なる高みを目指し、他の妃嬪たちを蹴落とす準備を着々と進めるが、凌雲徹(りょううんてつ)への未練も捨てられずにいた。そんな様子を見て進忠(しんちゅう)はいら立ち、凌雲徹を排除するよう炩妃に提案する。





阿史那雲伊(あしな・うんい)は、卑怯な手ばかりを使う張敏娘(ちょう・びんじょう)に対し、恋敵ならキク崇裕(きく・すうゆう)にまっすぐ想いを伝えるよう怒りをぶつけた。しかし敏娘は、崇裕との縁談は親族が望んでいることであり、誤解だと言い張る。そればかりか崇裕には都に妻子がいて、想ったところで誰の夫にもならないと、雲伊の心を折ろうとするのだった。初めてそれを知った雲伊は…。
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司馬懿はろうにいる辟邪に衣服を届け、最後の別れを告げる。曹爽は何晏(かあん)が手を回して用意した曹叡の元めかけだった蒹葭(けんか)を、自分のめかけとしていた。蒹葭に夢中の曹爽は、皇帝の持っていた宝物を大将軍である自分が蒹葭に与えてやると約束してしまう。そして権力に取り付かれた曹爽は、宦官たちも自分の意のままに操るようになっていく。一方、何晏は司馬昭を家に招き、司馬昭を取り込んでしまおうとたくらむ。
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罠(わな)にはめられた凌雲徹は、危うく処刑されそうになるが、如懿と炩妃のとりなしで、木蘭囲場(もくらんいじょう)へ左遷されることになる。紫禁城に戻った乾隆帝は、欽天監(きんてんかん)の話が皇太后に漏れていることを不審に思い、玫嬪が間者ではないかと疑う。問い詰められた玫嬪は、皇太后の手先であることをあっさりと認める。ある日、慶嬪(けいひん)は前日に飲んだ薬のせいで、健康を損ねてしまう。純貴妃(じゅんきひ)たちが侍医院を調べようとすると、玫嬪が現れ、自分が毒を仕込んだと白状する。

時は経ち、6年後。裴(はい)府の侍女たちが賤籍を抜けて嫁いでゆき、家族を増やす中、庫狄琉璃(こてき・るり)は大病のあと、本来の体調を取り戻せておらず、子供を授かることがかなわないでいた。跡取りのいない裴府は、今や西州の令嬢たちの間で注目の的。今日は都督の側室である祇(き)夫人から琉璃に宴の招待状が届いた。そんな夫人の狙いを知りつつ、琉璃はあえて誘いを受けることに…。
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玫嬪の最期を見届けるため、如懿は永和(えいわ)宮を訪れる。自分の赤子が孝賢(こうけん)皇后に殺されたと信じる玫嬪は、第七皇子と孝賢皇后を殺したのは自分だと告白して死んでいく。如懿はさまざまな事件の裏に嘉貴妃(かきひ)の関与を疑うが確証がない。ほどなくして舒妃(じょひ)が子を産む。しかし赤子は男子であったため、欽天監の言葉を信じる乾隆帝は、舒妃と皇太后の反対を押し切り、赤子を親王府へ預けてしまう。黄河(こうが)が氾濫し、乾隆帝の激務が続いていた。



疲労感に悩む乾隆帝は侍医の江与彬(こうよひん)に鹿血(ろくけつ)酒を求めるが、効能が強すぎるため体の負担になると拒まれてしまう。進忠から炩妃のもとに鹿血酒があると知らされた乾隆帝は永寿(えいじゅ)宮で飲酒にふける。重臣の世間話から乾隆帝の様子がおかしいと察知した如懿は永寿宮へ赴き、炩妃たちを叱責、乾隆帝に鹿血酒を飲まぬよう進言するが、逆に冷たくあしらわれてしまう。抗議の意味を込めて、その場で跪(ひざまず)く如懿だったが、めまいを覚え倒れてしまうのだった。

如懿のおなかが大きくなるにつれ、宮中では子供の性別が取り沙汰されていた。そこで"妊娠中に辛い物が好きなら娘が生まれ、酸っぱい物が好きなら息子が生まれる"という言い伝えを参考に、如懿はあえて辛い物ばかりを食べ始める。一方、嘉貴妃は如懿が公主を身ごもっていると思い込み、安心していた。ところが生まれたのは乾隆帝が切望していた嫡皇子だった。第四皇子の前途が心配になった嘉貴妃は、第四皇子に奮起するよう促すのだった。

大総管である蘇海政(そ・かいせい)から、西州へ軍令が届いた。内容は、亀茲(きじ)の反乱軍の残党を殲滅するための出兵と、20万石の穀物の調達。3000足らずの敵を始末するのには、どうにも多すぎる兵糧であるが、すぐさま蘇大総管の狙いを見抜く裴行倹(はい・こうけん)。いつものごとく私腹を肥やすためのみならず、恨みを持つ行倹に無理難題を突きつけ、失敗したら処刑する腹なのだ…。
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天子の教育係として宮廷に入った柏霊インは、太后の信頼を得て話を聞く間柄になる。政治に疎いこと、そして天子の実の母ではないことで、大臣たちが自分を軽んじていると悩む太后に、柏霊インは何事も即答を避け、よく検討してから決断を下すと皆に伝えるよう助言する。これを受けて、太后は曹爽の申し入れを避けるようになり、曹爽はいらだつ。そこで、曹爽はある女性を見つけ出し……。
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秋の狩猟が、皇室の狩り場・木蘭囲場で繰り広げられた。乾隆帝は皇子らを引き連れて広大な狩り場で獲物を追う。野生の馬を見つけた乾隆帝が馬を追って林に入ると、林の中に仕掛けられた罠から乾隆帝に矢が放たれ、乾隆帝は落馬する。そこへ突進する野生馬を、偶然居合わせた凌雲徹が制し、第四皇子が矢を放って馬を倒す。凌雲徹はこの功績を認められ、皇帝の命令によって御前侍衛に復職が叶い、第四皇子は更なる皇帝の信頼を得る。








西州の大氏族たちが、蘇(そ)氏父子と手を組んで、キク家を潰そうとしている――穀物の買い取り日の前日、備蓄分を出し渋る父の様子を見て、王君孟(おう・くんもう)は悟った。キク家に対して恩を仇で返してはならないと説き、父を諫める君孟。しかし、冷静な判断力を失っている他の大氏族たち同様、父にもその言葉は響かないのだった。翌日、不安は的中する。十分な量の穀物が集まらず…。
グーリーナーザー、ティミー・シュー、リウ・ドワンドワン、ゾン・イーシュエン、ジャン・タオ、ジュー・ルイ ほか


司馬懿は太傅に任命するという詔を受け取り、曹爽より皇宮での祝宴に招かれる。それは行けば命が危うく、拒めば勅命に背くという曹爽の罠だということに司馬懿は気付くが、やむなく皇宮へと向かうのだった。一方、父の危険を知った司馬昭が夏侯徽を連れ、門を守る夏侯玄に助けを乞い、曹爽が司馬懿を殺そうとしていることを伝える。司馬孚と鍾会は、門外に文武百官の大臣らを集め、曹爽に向けて非難の声を上げさせるのだった。
ウー・ショウポー,リウ・タオ,ユー・ハーウェイ,リー・チェン

乾隆帝は后妃や皇太后を連れ、避暑のため円明(えんめい)園で過ごす。そんな中、ジュンガルで内乱が起きる。反乱軍の首謀者・達瓦斉(ダワチ)は皇太后の娘・恒娖(こうさく)の婿を殺害、更に清(しん)に対し恒娖との婚姻を求める。国庫の余裕がないことから、大臣たちは婚姻に賛成する。同じ頃、第十皇子危篤の知らせが届く。息子を思う一心で見舞いに行かせてほしいと懇願に来た舒妃に皇太后は、恒娖を都へ連れ戻すよう乾隆帝に口添えすることを交換条件に出すのだった。


20万石の兵糧の調達に成功した裴行倹(はい・こうけん)。しかし、次なる問題がのしかかる。蘇南瑾(そ・なんきん)が兵糧輸送任務の監督を拒否したのだ。これに怒ったキク崇裕(きく・すうゆう)は、腹いせに南瑾の義従兄である張懐寂(ちょう・かいじゃく)に、その役目を押し付けるが、さすがに経験の浅い懐寂に一任するのも無理がある。結局、行倹が名乗り出て、一緒に指揮を執ることとなり…。
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司馬懿はひそかに山奥で私兵に準備を進めさせていた。司馬懿の身辺で、謀反の証拠となるものを探っていた何晏はこれに気が付き、その証拠をもとに司馬懿に罪をかぶせ、失脚を狙うのだった。そこで何晏と曹爽は、司馬懿を樊城の救援に派遣し、司馬懿がいない間に司馬師と司馬昭を利用して証拠をつかむことを決める。そして司馬懿に対して反抗心を抱いている司馬昭を操り、親子で争わせることをたくらむのだった。
ウー・ショウポー,リウ・タオ,ユー・ハーウェイ,リー・チェン

乾隆帝に鹿血酒を飲ませ、冷遇されていた炩妃。寵愛を取り戻すため、崑曲(こんきょく)を披露し、乾隆帝の気を引こうと試みるも、たまたま近くにいた如懿に歌声を聴かれてしまう。そして第十皇子の喪中に不謹慎だと叱責され、第十皇子の霊前で跪くよう言い渡される。一方、第十皇子を失い、心身共に疲弊していた舒妃は、子宝の薬が避妊薬だったという事実を炩妃から聞かされる。乾隆帝の真心が偽りだったと知った舒妃は絶望し、寝所に自ら火を放つ。





輸送任務から無事帰還したキク崇裕(きく・すうゆう)は、阿史那雲伊(あしな・うんい)から夕餉を振る舞われた。先ほど張敏娘(ちょう・びんじょう)が雲伊を尋ねていたことから、留守中に雲伊との仲を裂こうとしていたのだと察する崇裕。しかし、当の雲伊は飄々としており、敏娘の企みに気づいてもいない。純粋な雲伊の様子に日常が戻ってきたと実感する崇裕だったが、安らかな時は長く続かず…。
グーリーナーザー、ティミー・シュー、リウ・ドワンドワン、ゾン・イーシュエン、ジャン・タオ、ジュー・ルイ ほか

蜀討伐に同行した司馬昭の供の者たちが、単なる下僕ではないことが分かり、司馬懿が私兵を抱えていることを曹爽らは確信する。その供の者を捕らえた曹爽は、蜀軍とは戦わずに兵を引き上げてしまい、軍を統率する夏侯玄は怒りをあらわにする。そこで曹爽は夏侯玄に、司馬懿が私兵を抱えている事実をつかんでいることを告げる。敵国と戦うことではなく、司馬懿の失脚を狙うばかりの曹爽に、夏侯玄は苦言を呈すが……。
ウー・ショウポー,リウ・タオ,ユー・ハーウェイ,リー・チェン

舒妃に子宝の薬の秘密を教え、死に追いやったのが炩妃であるということが皇太后に知られてしまう。窮地に立たされた炩妃は、皇太后の怒りを静めるため、今後は舒妃に代わって皇太后に尽くすと言うが、結局厳罰が下される。そんな折、蒙古(もうこ)から新たな妃(きさき)・巴林(バリン)氏が入内(じゅだい)する。乾隆帝は巴林氏を穎嬪(えいひん)に封じて寵愛し、木蘭囲場にも連れていく。寵愛の復活をもくろむ炩妃は皇太后の協力を得て、円明園を抜け出し、乾隆帝のあとを追うのだった。

兵に囲まれた都督府に籠もり続ける裴行倹(はい・こうけん)とキク崇裕(きく・すうゆう)。蘇南瑾(そ・なんきん)の呼びかけに応じ姿を現した2人は、焦る様子もなく昼餉を要求し、籠城を続ける構えを見せる。南瑾が行倹のみを解放しようと申し出るも、行倹はこれを拒否。崇裕と共に残ることを決めるのだった。そんな中、張敏娘(ちょう・びんじょう)の侍女・娜娜(なな)が大騒ぎをしながら現れ…。
グーリーナーザー、ティミー・シュー、リウ・ドワンドワン、ゾン・イーシュエン、ジャン・タオ、ジュー・ルイ ほか

炩妃がひそかに木蘭囲場へ赴き、乾隆帝の寵愛を取り戻したとの知らせが如懿のもとに届いた。なりふり構わぬ大胆な行動に対して、皇宮へ戻った如懿は改めて炩妃に刑罰を科す。だが乾隆帝は侍医を待機させ炩妃への寵愛の深さをうかがわせた。一方、第四皇子は有能な働きぶりによって乾隆帝の信頼を一身に集めるようになっていた。もしや皇太子に? という噂(うわさ)も囁(ささや)かれ始め、第四皇子は徐々にその信頼にあぐらをかいたような不遜な態度が目立つようになる。



乾隆帝は、嘉貴妃が皇族や高官を買収していると知り、第四皇子・永珹(えいせい)を遠ざける。更に永珹が野生馬を巧みに調教する姿を目の当たりにした乾隆帝は、木蘭囲場での刺客騒ぎは、永珹の仕業ではとの疑惑を深めていく。その結果、永珹は宮中の外へと居を構えさせられ、嘉貴妃から引き離されてしまう。息子を皇太子に就ける望みが断たれた嘉貴妃は心を病み、犬を多数飼うが、その鳴き声に驚いた如懿の娘・璟兕(けいじ)が発作を起こしてしまうのだった。

第五皇子の永琪(えいき)は、第八皇子の永璇(えいせん)に乗馬と弓を指導してほしいと乾隆(けんりゅう)帝から頼まれ、快く引き受ける。第八皇子の実兄である第四皇子は、乾隆帝に遠ざけられたことを気に病み、もはや頼りにならなかった。ところが、第八皇子の乗った馬が急に暴れ出し、第八皇子は地面に投げ出され、脚を骨折してしまう。嘉貴妃(かきひ)は故意に負傷させたと第五皇子を責め、如懿(にょい)や愉妃(ゆひ)をも犯人扱いする。公平を期すため調査は乾隆帝に任されることになるが...。

北部軍によって包囲された庭(てい)州へと向かうことが決まったキク崇裕(きく・すうゆう)。同行する裴行倹(はい・こうけん)は一滴の血も流さず包囲を解く策があると言うが、朝廷へ奏上する手段は妨害され、よそに助けも求められない状況下で、夫を戦地へと送り出す庫狄琉璃(こてき・るり)は不安そうだ。だが行倹は、大仏寺まで護身符をもらいに行く琉璃の、妙な信心深さを不思議に思い…。
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司馬懿と姻戚関係を結び、関係を強めようとした太后の動きを知った曹爽と何晏は、太后を移宮させ追い出すことを計画する。そして兵を引き連れて太后の宮殿に押し掛け、幼い天子に代わって曹家が政治を執ると申し出た。これを拒絶した太后を曹爽らが無理やり連れ出そうとするが、司馬師が駆け付け刀を抜いて曹爽を止める。そこに夏侯玄が加わり、三つどもえとなって争いが収まらず、太傅の司馬懿が招集されるが……。
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第八皇子の脚は一生治らないと侍医に宣告された嘉貴妃は、第五皇子とその養母である如懿に更に恨みを募らせる。そんな折、御花園(ぎょかえん)で遊んでいた如懿の娘・第五公主が犬に襲われて死に、懐妊中だった穎嬪(えいひん)もそのショックで流産してしまう。犬が嘉貴妃の飼い犬だったことから、乾隆帝は嘉貴妃の仕業だと断定、嘉貴妃を禁足とし鞭(むち)打ちの刑に処すが、嘉貴妃は濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)だと訴え続ける。幼い娘を突然失った如懿と乾隆帝は、深い悲しみに沈む。

庫狄琉璃(こてき・るり)の暗躍により、裴行倹(はい・こうけん)は庭(てい)州での騒ぎを収めた。蘇(そ)氏父子の悪事も明るみとなり、陛下から沙汰を待つところに、蘇海政(そ・かいせい)の後任となる高賢(こう・けん)が勅書を携えやってくる。行倹は新設される都護府の副都護、キク崇裕(きく・すうゆう)は左屯衛中郎将と破格の出世が決まる一方、肝心な蘇氏父子には触れられておらず…。
グーリーナーザー、ティミー・シュー、リウ・ドワンドワン、ゾン・イーシュエン、ジャン・タオ、ジュー・ルイ ほか


夏侯徽は、司馬師の行動から司馬家の私兵の存在を疑い、居所を突き止める。そして、ひそかに後をつけていた何者かによって捕らえられてしまうのだった。夏侯徽がいなくなり、不安に包まれる司馬家は数日後に、司馬師と夏侯徽の娘である司馬柔(しばじゅう)の婚儀を控えていた。司馬懿から外出を禁じられていた司馬昭だったが、夏侯徽捜しに加わることを許され、急ぎ準備に向かおうとするが……。
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嘉貴妃は答応(とうおう)に降格されるも、ジュンガル平定に玉氏(ぎょくし)が大きく貢献したことを受け、再び貴妃に復位となる。嘉貴妃は早速、第四皇子永珹(えいせい)の縁談を進めると同時に玉氏の使者を通じて、永珹を孝賢(こうけん)皇后の養子にと申し出る。更に后妃の前で息子の永珹が雍正(ようせい)帝や乾隆帝と同じ第四皇子であると放言するのだった。それを聞いた乾隆帝は嘉貴妃を厳しく叱責、愉妃は数々の悪行について列挙し、無実ならば誓うようにと強く迫るのだった。


司馬師が夏侯徽殺害の疑いを掛けられ投獄されたことによる衝撃で倒れてしまった張春華。すでに長い間心労のため病に侵されていたことが分かる。張春華の先が長くないことを医者に告げられた司馬懿は、悲しみに暮れる。司馬師を私怨から拷問し続ける曹爽に、夏侯玄は司馬師を解放するよう忠告する。一方司馬懿も、張春華のために司馬師を救い出そうと曹爽のもとへ参じ、すべてを投げ出して懇願するのだった……。
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庶人に落とされ、生涯禁足となった嘉貴妃こと金(きん)氏。自暴自棄になり薬や治療を拒否したため、死期が迫っていた。そこで如懿はこれまでの不可解な事件を問いただすべく、啓祥(けいしょう)宮を訪れる。金氏は如懿に悪態をつくが、玉氏の王に見捨てられたと知り、数々の悪行を白状し始める。だが第五公主を犬に襲わせ、穎妃(えいひ)を流産させたことだけは、強く否定するのだった。一方、お産を控えていた如懿は産婆の田(でん)氏から逆子であると診断され...。




張春華が亡くなり、司馬家は深い悲しみに包まれる。司馬懿から兵権を奪い、すべての権力を手に入れた曹爽らは、宴席を設けて日ごと大騒ぎをしていた。そして、張春華の葬儀当日に、自分の子どもの誕生祝いを開き、葬儀に出る気も見せなかった曹爽だったが、司馬家に太后と天子が弔問に訪れたと聞くと、慌てて何晏らと司馬家に駆け付ける。一方の司馬懿は憔悴し切っており、悲しみのあまり葬儀中に倒れてしまう。
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妊娠7カ月だった如懿は急に産気づき、苦しんだ末に皇子を産むが、その子はすでに息絶えていた。欽天監(きんてんかん)はおなかの子は吉祥の子だと予言していたが、如懿の死産を知り態度を豹変(ひょうへん)させ、"皇后が強運の持ち主だから皇子を克死させた"と言い訳、産婆の田氏もこれに同調する。欽天監と産婆たちは罷免となるが、誰かが指図したのではと疑う如懿は、産婆を審問させる。結局、田氏は皇后を個人的に恨んでいたと供述し、自害してしまう。

産婆・田氏は死んだが、裏に黒幕がいたのではと怪しむ如懿は、ひそかに凌雲徹(りょううんてつ)に調査を依頼する。皇太后は互いに顔を合わせようとしない乾隆帝と如懿を見かねて、如懿に自分から歩み寄れと助言するが、如懿の心のわだかまりは消えそうにない。凌雲徹が田氏の息子を捜し出して問い詰めると、田氏は愉妃の命令で皇子を殺したのだと証言し、愉妃は慎刑司(しんけいし)に連行される。その頃、炩妃(れいひ)のお産が近づき、炩妃の母・衛(えい)夫人が宮中にやってくる。



娘である炩妃の懐妊で有頂天になっていた衛夫人は、ある晩、如懿に対して呪術を使っていたところを李玉(りぎょく)に知られてしまう。そうとも知らず、翊坤(よくこん)宮に呼ばれた衛夫人は、乾隆帝より呪術について尋問を受ける。やがてその供述は矛盾を生じ、息子や愉妃の甥(おい)を操っていたことが露呈してしまう。芋づる式に自らの関与が露見することを恐れた炩妃は慌てて翊坤宮に駆けつけるが、そこで進忠(しんちゅう)に切り捨てよと言われてしまうのだった。

炩妃は一昼夜かかって公主を産むが、その子は穎妃の養女となり、称号は剥奪、答応に降格となる。焦った衛答応(えいとうおう)は皇太后に助けを求めるが門前払いされ、窮地に陥ってしまう。如懿は第十三皇子の死産に衛答応も関与していると考え、陛下の許しを得て衛答応の周囲を徹底的に洗い出す。如懿の追及を恐れた衛答応は、たまたま出くわした璟瑟(けいしつ)の息子を利用して璟瑟に恩を売ることを思いつく。果たして璟瑟は衛答応をかばい始める。

時がたち、司馬懿は病のため政務から遠ざかっていた。一方の曹爽は、天子の地位が狙えるほどに、権力を独占していた。ある日、曹爽らが高平陵に向かうに当たり、大将軍が都に不在となれば司馬懿が再び動きだすのではないか、と丁謐(ていひつ)が訴えた。そこで、曹爽は何晏に司馬昭を探らせ、丁謐は李勝を司馬懿のもとに向かわせて様子を探らせた。李勝の前ですっかり衰えた姿をさらした司馬懿の様子を知った曹爽は……。
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産まれたばかりの公主を奪われた衛答応は、もう1人子を産ませてほしいと乾隆帝に懇願する。衛答応は璟瑟を味方につけ、さらにホルチン部からも、王の孫を助けた感謝の意が示され、乾隆帝は大局のために衛答応への追及を控えるよう如懿に忍耐を強いる。間もなく衛答応は立て続けに子を産み、嬪にまで復位する。その頃、乾隆帝が迎えた新たな妃嬪(ひひん)の中に30歳になる豫嬪(よひん)がいた。若い娘にはない色気に、乾隆帝は夜ごと豫嬪を召すが...。



洛陽を占拠した司馬懿は、曹爽が戻ってきても、殺しはせず、兵権を奪うだけで爵位もとどめると誓う。一方の曹爽は、あまりに突然起こった反乱に驚く。洛陽には自分の妻子が残っており、兵士らにも心配する家族があり、曹爽は攻め込むか否か、判断を下せずにいた。そこに、司馬懿の使者として蒋済(しょうさい)が現われ、司馬懿の考えを伝えて曹爽に投降を促すと、曹爽の心は大きく揺れ動くのだった。
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永琪は豫妃(よひ)の不穏な動きを察知し、乾隆帝に報告する。豫妃の内通を知り、激怒した乾隆帝は生涯禁足を言い渡すのだった。如懿と愉妃を母親の仇と憎む田蕓児(でんうんじ)は、炩嬪(れいひん)の命を受け、侍女として永琪の屋敷へと潜入、やがて計画どおり、永琪の心を得ることに成功する。そんな中、寒(かん)部より友好の証しとして公主である寒香見(かんこうけん)が贈られてくる。寒香見は乾隆帝の御前で舞を披露するも、隠し持っていた小刀を抜き乾隆帝に襲いかかるのだった。


司馬懿の誓いに反して、司馬昭と鍾会は曹爽らを排除することを考えていた。司馬昭は、曹爽を裏切った何晏に刑罰をつかさどる廷尉の任を与え、曹爽らが帝位を奪う謀反をたくらんだとして、捕まえさせる。何晏から手配がすべて終わったと報告を受けた司馬昭は、何晏自身も曹爽一派の者だとして捕まえてしまう。そして兄の司馬師には、夏侯徽殺害は曹爽らのたくらみだったと信じ込ませ、曹爽らの処刑を認めさせるのだった。
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寒香見に心を奪われた乾隆帝は、あの手この手で寒香見の機嫌を取ろうとする。だが寒香見は許婚(いいなずけ)の死を深く悲しみ、乾隆帝を寄せつけなかった。第三皇子は、病を患う母親を顧みず、寒香見に熱を上げる乾隆帝に腹を立てる。そこで都に広まる艶聞を乾隆帝に伝え、それとなく諭すが、逆に乾隆帝の怒りを買い、絶縁を言い渡されるのだった。第三皇子が心に打撃を受け、重症に陥ってしまったため、純貴妃(じゅんきひ)は雨の中を跪(ひざまず)き、乾隆帝に許しを請う。




曹爽の一族が処刑されることになった。この処分で、曹爽の3歳の息子がともに処刑されることを知った司馬孚と柏霊インは、司馬懿に訴えて止めようとする。一方、長安で曹爽の処刑を知った夏侯玄も、曹爽らを助けようと急ぎ駆け付ける。その後、朝議にて、司馬懿が新たに丞相の位を賜るが、夏侯玄ひとりが異議を申し立てる。そして司馬懿も老いを理由に辞退して、その場を去っていくが……。
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かねてより心を患っていた純貴妃は乾隆帝から誤解されていると知って衝撃を受け、倒れてしまう。直後に皇貴妃(こうきひ)に昇格となるも、冊封(さくほう)式を待たずに息を引き取る。その3カ月後、重病だった第三皇子も亡くなってしまう。乾隆帝は重なる不幸を嘆くも、寒香見のことが頭から離れず、性懲りもなく贈り物を承乾(しょうけん)宮へ届けに行く。寒香見はそんな乾隆帝を頑(かたく)なに拒否し、再び食事を摂(と)らなくなる。万策尽きた乾隆帝は、如懿に助けを求めるが...。

寒香見を喜ばせたい乾隆帝は、寒部の衣を着てみせたり、新たな宮殿を建てるなど、あらゆる手を尽くし、寒香見を容貴人(ようきじん)に封じる。その偏愛ぶりに、乾隆帝の心が理解できないと感じる如懿。一方、容貴人が夜伽(よとぎ)を務めたと知った皇太后は、皇帝が偏愛する妃(きさき)に子ができた場合の権力図の変化を警戒し、不妊になる薬を容貴人に飲ませるよう如懿に命ずる。皇帝の想いと皇太后の意向の板挟みに苦しみながらも、如懿は薬を寒香見のもとへ持っていく。



炩妃は乾隆帝が詠んだ孝賢皇后の詩を詩集にまとめることを璟瑟に持ち掛け、賛同を得ると、純粋な婉嬪(えんひん)を利用し編纂(へんさん)を進める。完成した詩集を見て乾隆帝は大いに喜び、後宮をはじめ皇族にも配布することを決定。炩妃の思惑どおり後宮内で孝賢皇后を称え、如懿を貶(おとし)める空気が漂い始める。そんなある日、乾隆帝は如懿と鉢合わせする。如懿の頑なな態度に腹を立てた乾隆帝は永璂(えいき)を愉妃のもとで養育させるよう命じるのだった。

木蘭囲場(もくらんいじょう)で恒例の秋狩りが行われる中、永璂(えいき)は突如として現れた刺客に捕まってしまう。如懿(にょい)は我が子を助けようと飛び出し、危うく刺されそうになるが、凌雲徹(りょううんてつ)が盾となり、事なきを得る。永璂は恐怖からひきつけを起こし、寝込んでしまう。嫡子に大きな期待をかけていた乾隆(けんりゅう)帝は、気が弱すぎる永璂に腹を立て、如懿に不満を漏らす。如懿は子供の安全より体面を気にする乾隆帝が理解できず、夫婦の溝は深まっていく。


反乱を起こそうとした王リョウ(おうりょう)が降伏したことにより、司馬懿は命は奪わないことを約束した。しかし護送の途中、賈逵廟に連行された王リョウは、司馬懿の本心を悟り、司馬懿に自分を殺すよう求めた。これを聞いた司馬懿は、軍法に従い謀反の罪で王リョウと三族を皆処刑すると決める。柏霊インは司馬懿の残酷な翻意に激怒し、司馬懿のそばを離れるのだった。一方、洛陽では夏侯玄らが謀反の罪で捕らえられており……。
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宮中では如懿と凌雲徹の関係があらぬ噂(うわさ)になっていた。噂を広めたのは炩妃(れいひ)だとにらんだ愉妃(ゆひ)は、如懿の噂を消すために、炩妃と凌雲徹の関係を噂して広めることに成功する。自分を守ろうとする炩妃は豫妃(よひ)を利用して、如懿と凌雲徹の噂を凌雲徹の妻・茂倩(もせい)の耳に入れる。豫妃とともに養心(ようしん)殿に乗り込んで来た茂倩は、乾隆帝の前で如懿と凌雲徹が私通していると証言し、その証拠と称して雲の刺繍(ししゅう)が施された靴を見せるのだった。


柏霊インが亡くなり、司馬孚も司馬懿のもとを去った。寂しくなった司馬家だが、侯吉(こうきつ)が小ゲンと結婚したいと申し出て、司馬懿はその仲を取り持つことに。司馬懿が小ゲンに縁談を持ち掛けたその晩、侯吉が台所の付近で瀕死の状態になっている小ゲンを発見。死に際に小ゲンは自分を襲ったのは司馬昭だと言い残す。これを知った司馬懿はすべてを悟り、司馬昭を問いただす。
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凌雲徹が姿を消す。如懿も炩妃も手を尽くして捜すが、見つからない。そんなある日、乾隆帝から如懿に数々の贈り物が届けられる。その中には宦官となった凌雲徹が含まれていた。乾隆帝の非道なふるまいに打ちひしがれる如懿だったが、凌雲徹は自分のために悲しまないでほしいと如懿に告げる。夕刻、乾隆帝は如懿のもとを訪れ晩餐をともにする。乾隆帝はわざと如懿の苦手な料理ばかりを用意し、食べることを強いるのだった。
