中国ドラマ放送予定

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中国ドラマ『双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆 』キャスト・登場人物

あらすじ・ネタバレ キャスト・登場人物 放送予定

キャスト

画像 キャスト 役名
ジャン・ナン(张楠) ジャン・ナン(张楠) まつき(茉喜) 役
六品官僚である白文泰(はく・ぶんたい)の私生児。母は妓楼の女性。気が強く、白家では肩身の狭い思いをしていたが、後に白鳳瑶(はく・ほうよう)と共に数々の苦難を乗り越え、支え合って生きていく。
ワン・ユーウェン(王玉雯) ワン・ユーウェン(王玉雯) はく・ほうよう(白鳳瑶) 役
白文泰(はく・ぶんたい)の娘で、茉喜(まつき)の従姉。官僚の家柄に生まれ、聡明で礼儀正しいが、家運が傾き流浪の身となる。万嘉桂(ばん・かけい)との間に恋愛感情のもつれがある。
スン・イージョウ(孙艺洲) スン・イージョウ(孙艺洲) ちん・ぶんとく(陳文徳) 役
北朔軍の将軍。元は山賊だったが、正四品の中郎将にまで成り上がる。茉喜(まつき)と愛し合い、最終的には共に山林に隠棲する。
ジャオ・インボー(赵英博) ジャオ・インボー(赵英博) ばん・かけい(万嘉桂) 役
若き将軍。茉喜(まつき)と互いに惹かれ合うが、身分の違いを気にして白鳳瑶(はく・ほうよう)を選ぶ。優柔不断な性格。
リウ・メイトン(刘美彤) リウ・メイトン(刘美彤) ご・ぎん(呉吟) 役
呉朗(ご・ろう)の私生児。男でありながら女装して女学に潜入し、茉喜(まつき)に接近する。後に反乱に加担したため処刑される。
リウ・シュエホア(刘雪华) リウ・シュエホア(刘雪华) はくふじん(白夫人) 役
白鳳瑶(はく・ほうよう)の母。白家の第二夫人。抜け目がなく、ややがめつい性格。
ホン・チエンタオ(洪剑涛) ホン・チエンタオ(洪剑涛) はく・ぶんたい(白文泰) 役
(茉喜の紹介文に出てくる六品官僚の)白文泰(はく・ぶんたい)の兄であり、茉喜(まつき)の実父。早くに亡くなっている。茉喜が彼の私生児であるという出自のため、白家で冷遇される原因となった。
リウ・ミン(劉敏) リウ・ミン(劉敏) ご・ろうふじん(呉朗夫人) 役
劇中での具体的な役割は明確にされていない。
ドゥー・ルオシー(杜若溪) ドゥー・ルオシー(杜若溪) まつきのはは(茉喜の母) 役
妓楼の女性。重い病で亡くなった後、茉喜(まつき)は白家に引き取られる。
チェン・ズーハン(陳紫函) チェン・ズーハン(陳紫函) しょうふじん(鐘夫人) 役
権力者の夫人。明徳侯である鐘毓麒(しょう・いくき)と一族の繋がりがある。
ルー・イェンチー(陆妍淇) ルー・イェンチー(陆妍淇) せんきん(千金) 役
ワン・スーイー(王思懿) ワン・スーイー(王思懿) きふじん(貴婦人) 役
フイ・インホン(惠英红) フイ・インホン(惠英红) ふう・えん(馮嫣) 役
その身分は明確にされていないが、劇中の重要な脇役である可能性がある。
ウェン・ジョンロン(温峥嵘) ウェン・ジョンロン(温峥嵘) しん・しょぼく(沈書墨) 役
神経質な性格で、敵役か複雑な背景を持つ人物と思われる。
ワン・シーチャオ(汪汐潮) ワン・シーチャオ(汪汐潮) はく・ほうこん(白鵬琨) 役
白家の子弟。具体的な役割は詳しく説明されていない。
ジャオ・チン(赵晴) ジャオ・チン(赵晴) りっしゅん(立春) 役
白家の侍女。茉喜(まつき)とは主人と使用人としての葛藤がある。
ホアン・シンヤオ(黄馨瑶) ホアン・シンヤオ(黄馨瑶) せつ・かじ(薛嘉児) 役
ジャオ・ジャーミン(赵嘉敏) ジャオ・ジャーミン(赵嘉敏) しょうなん(湘南) 役
劇中の脇役で、身分は明確にされていない。
シュー・セン(徐僧) シュー・セン(徐僧) しょう・いくき(鐘毓麒) 役
明徳侯。呉朗(ご・ろう)と結託して反乱を起こし、権力を掌握しようと企む。
ワン・マオレイ(王茂蕾) ワン・マオレイ(王茂蕾) ふう・めい(馮銘) 役
劇中での役割は明確にされていない。
チャン・レイ(张垒) チャン・レイ(张垒) ご・ろう(呉朗) 役
宰相。鐘毓麒(しょう・いくき)と共謀して戦乱を引き起こす。
チャン・ゴン(张弓) チャン・ゴン(张弓) ばん・かけいのちち(万嘉桂の父) 役
万嘉桂(ばん・かけい)の父。劇中では詳細に描かれていない。
シュー・ロンチェン(许榕真) シュー・ロンチェン(许榕真) ばん・かけいのはは(万嘉桂の母) 役
万嘉桂(ばん・かけい)の母。茉喜(まつき)の出自を快く思っていない。
ウェン・ユー(闻雨) ウェン・ユー(闻雨) そん・けいうん(孫景雲) 役
劇中の脇役で、身分は明確にされていない。
カン・チュンジー(康群智) カン・チュンジー(康群智) しゅうばあや(周ばあや) 役
白家の使用人。茉喜(まつき)に何かと辛く当たる。
シャン・シア(向夏) シャン・シア(向夏) てい・かいたい(鄭開泰) 役
劇中の官僚。具体的な役割は詳しく説明されていない。
スン・アオ(孙傲) スン・アオ(孙傲) こうてい(皇帝) 役
若くして即位し、鐘毓麒(しょう・いくき)などの権臣に操られている。
シュー・シューイン(徐舒莹) シュー・シューイン(徐舒莹) りくせんせい(陸先生) 役
ジェン・ゾージョン(建泽正) ジェン・ゾージョン(建泽正) しょうぶ(小武) 役
イエ・ジュンウェイ(叶峻玮) イエ・ジュンウェイ(叶峻玮) しょうり(小李) 役
マー・ズールオ(马子洛) マー・ズールオ(马子洛) しょうこう(小江) 役
チェン・ユーノン(陈雨浓) チェン・ユーノン(陈雨浓) ちょう・ちゅう(張忠) 役
リウ・ベイシー(刘背实) リウ・ベイシー(刘背实) ごけのじなんぼう(呉家の次男坊) 役
チエン・ジン(钱锦) チエン・ジン(钱锦) おさないまつき(幼い茉喜) 役
シー・イエン(史艳) シー・イエン(史艳) りばあや(李ばあや) 役
ディン・ジーヨン(丁志勇) ディン・ジーヨン(丁志勇) そうたくのししゃ(曹沢の使者) 役
チャン・ハイフォン(张海峰) チャン・ハイフォン(张海峰) しょうふのししゃ(蕭布の使者) 役
ヤン・チュンルイ(楊春瑞) ヤン・チュンルイ(楊春瑞) こけんのししゃ(胡蹇の使者) 役
スン・ロン(孙荣) スン・ロン(孙荣) りちゅうのししゃ(李翀の使者) 役
リウ・シウ(刘秀) リウ・シウ(刘秀) ばんしゅうしし(磐州刺史) 役
ファン・ジアチー(范佳琪) ファン・ジアチー(范佳琪) じょきん(如琴) 役
パン・ユエトン(潘玥同) パン・ユエトン(潘玥同) しゅんせつ(春雪) 役
ヤン・イーリン(杨翊灵) ヤン・イーリン(杨翊灵) しゅんばい(春梅) 役
ジアオ・ジョンホイ(焦仲慧) ジアオ・ジョンホイ(焦仲慧) げし(夏至) 役
ズオ・シャン(左翔) ズオ・シャン(左翔) そん・ぼう(孫冒) 役
リウ・ヨンガン(刘永刚) リウ・ヨンガン(刘永刚) きょう・こう(姜恒) 役
ユー・レイ(于雷) ユー・レイ(于雷) かん・りん(韓林) 役
リウ・チャンチャン(刘强强) リウ・チャンチャン(刘强强) ば・しゅん(馬俊) 役
イン・ジョーフェイ(尹哲飞) イン・ジョーフェイ(尹哲飞) ちょう・かく(張赫) 役
ユー・チュン(于春) ユー・チュン(于春) あたらしいばんしゅうのししゃ(新しい磐州の使者) 役
ティエ・ニウ(铁牛) ティエ・ニウ(铁牛) りじい(李じい) 役
ドゥアン・ラン(段冉) ドゥアン・ラン(段冉) ばんけのしつじ(万家の執事) 役
ジャオ・ヨンジャン(赵永占) ジャオ・ヨンジャン(赵永占) ちょうしのかしゅ(趙氏の家主) 役
リー・ホア(李华) リー・ホア(李华) こういし(黄医師) 役
ユエ・ジュンリン(岳俊岭) ユエ・ジュンリン(岳俊岭) ふうけのしもべ(馮家のしもべ) 役
シャン・ヤングアン(单阳光) シャン・ヤングアン(单阳光) おう・じ(王二) 役
ジアン・ユータオ(蒋宇韬) ジアン・ユータオ(蒋宇韬) ちょうし(長史) 役
イエ・シンユー(叶新宇) イエ・シンユー(叶新宇) かほり(何捕吏) 役
リウ・ジャンリン(刘占领) リウ・ジャンリン(刘占领) おう・だいこう(王大光) 役
チャン・ジーウェイ(张志伟) チャン・ジーウェイ(张志伟) ながしのいしゃ(流しの医者) 役
ヤン・シューミー(杨舒米) ヤン・シューミー(杨舒米) ものごいのはは(物乞いの母) 役
ユエ・ドンフォン(岳冬峰) ユエ・ドンフォン(岳冬峰) りゅう・ふく(柳復) 役
ヤン・チョウチャン(杨丑蟾) ヤン・チョウチャン(杨丑蟾) ほう・げんえい(方元英) 役
トーマ・フィケ(托马·菲凯) トーマ・フィケ(托马·菲凯) ろど(ロド) 役
シャオシャオ(萧萧) シャオシャオ(萧萧) しょうぎょく(小玉) 役
バイ・ジンチェン(白錦程) バイ・ジンチェン(白錦程) ちょうぼがかり(帳簿係) 役
ユー・ウェイニー(於薇妮) ユー・ウェイニー(於薇妮) じゅっさいのものごい(十歳の物乞い) 役

ドラマ『双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆』 心揺さぶる登場人物たち

激動の時代、荊国(けいこく)の安平年間。運命の糸に導かれ、時に翻弄されながらも、強くしなやかに生きる人々がいました。この物語の中心となるのは、まるで双子の燕のように寄り添い、乱世の空を舞う二人の女性、茉喜(まつき)と白鳳瑶(はく・ほうよう)。彼女たちを取り巻く魅力的な登場人物たちを、少しだけご紹介しましょう。

茉喜(まつき)/演:ジャン・ナン(張南)

「雑草魂」という言葉が、これほど似合う女性がいるでしょうか。六品官吏の姪として白(はく)家に引き取られた茉喜。母が青楼の出という出自から、家の中では肩身の狭い思いをしてきました。けれど、彼女は決してうつむきません。持ち前の明るさと、どんな逆境にもめげない逞しさ、そして悪知恵…いえ、機転で、次々と降りかかる困難を乗り越えていきます。鹅卵石(ガチョウの卵石)で脈を乱したり、迷信深い白家の夫人をやり込めたりするエピソードは、彼女のしたたかさと賢さを物語っていますね。 実の姉のように慕う鳳瑶のためなら、どんな危険も顧みない。その真っ直ぐな情熱は、時に危うさも伴いますが、彼女の大きな魅力です。陳文徳(ちん・ぶんとく)と万嘉桂(ばん・かけい)という二人の男性との間で揺れ動く心もまた、見どころの一つ。愛に不器用ながらも、ひたむきに生きる姿に、きっと心を掴まれるはず。『尚食』でも印象的だったジャン・ナンが、生命力あふれる茉喜を生き生きと演じています。

白鳳瑶(はく・ほうよう)/演:ワン・ユーウェン(王玉雯)

白家の掌中の珠(たなごころのたま)、それが鳳瑶です。教養深く、穏やかで心優しい、まさに深窓の令嬢。家中で疎まれる茉喜にとって、唯一心からの愛情を注いでくれる、かけがえのない存在です。まるで陽だまりのような彼女の優しさは、茉喜の心の支えであり続けました。 しかし、時代の荒波は、この穏やかなお嬢様をも容赦なく呑み込んでいきます。家の没落、政略結婚の駒としての扱い…。運命に翻弄され、苦悩しながらも、彼女は決して気高さを失いません。内に秘めた芯の強さと、茉喜との揺るぎない絆が、彼女を支えます。万嘉桂との間に芽生える淡い想いの行方も、切なく胸に迫ります。ワン・ユーウェンが、その儚さと強さを繊細に表現しています。

陳文徳(ちん・ぶんとく)/演:スン・イージョウ(孫芸洲)

戦場で数々の武功を立てた、頼れる大将軍。少々粗野なところはありますが、その心根はどこまでも真っ直ぐで、一度愛した女性にはとことん一途。茉喜に一目惚れしてからの猛アタックは、時に空回りしながらも、彼の純粋さを感じさせます。最初は戸惑っていた茉喜も、命がけで自分を守ろうとする彼の深い愛情に、次第に心を開いていくことに…。 演じるスン・イージョウが語るように、「世間には厳しくとも、愛する人にはこの上なく優しい」、そんな不器用な男の愛の形が、胸を打ちます。二人が数々の困難を乗り越え、結ばれていく過程は、まさに波乱万丈。けれど、だからこそ、その絆は深く、尊いものに感じられるのでしょう。

万嘉桂(ばん・かけい)/演:ジャオ・インボー(趙英博)

名門の出でありながら、正義感に燃える若き将軍。茉喜と鳳瑶、二人の女性の間で揺れ動く、複雑な心を持つ青年です。茉喜に対しては、淡い初恋のようなときめきを。鳳瑶に対しては、家柄や状況が釣り合う「適切さ」を感じているのかもしれません。 彼の誠実さや優しさは本物ですが、その若さゆえか、家柄や立場といった壁の前で、なかなか自分の気持ちに素直になれません。特に茉喜への想いをなかなか行動に移せない姿は、もどかしくもあり、また、当時の社会の厳しさを映し出しているようにも感じられます。ジャオ・インボーが、この繊細な心の機微を丁寧に演じています。

呉吟(ご・ぎん)/演:リウ・メイトン(劉美彤)

宰相の娘として、何不自由なく育った令嬢。表向きは優雅で完璧に見えますが、その仮面の下には、深い嫉妬と策略を隠し持っています。特に、万嘉桂を巡って茉喜と対立し、彼女たちを陥れようとする場面は、物語に緊張感を与えます。 彼女の行動が、茉喜と陳文徳の関係にも大きな影響を及ぼすことに…。ただの悪役というだけでなく、彼女なりの理由や悲劇性も感じさせる、複雑なキャラクターです。リウ・メイトンが、その美しさと危うさを見事に体現しています。

他にも…

物語には、茉喜の出生の秘密に関わる貴妃・馮嫣(ふう・えん)(演:クララ・ワイ/惠英紅)、国の実権を握ろうと画策する太后(演:ヤン・チャオユエ/楊超越)、そして鳳瑶を気遣う心優しい宰相夫人・呉朗夫人(ご・ろうふじん)(演:リウ・ミン/劉敏)など、魅力的な人物たちが登場し、物語に深みを与えています。

それぞれが背負う過去、譲れない想い、そして時代のうねりの中で交錯する人間模様。このドラマは、ただの恋愛時代劇ではなく、困難な時代を生き抜いた女性たちの、力強いシスターフッド(姉妹の絆)の物語であり、それぞれの人生が織りなす人間ドラマなのです。