中国ドラマ「新生～5つの顔を持つ男～」放送予定

ある日、週刊誌の記者・何珊（ホー・シャン）は、旧友の費可（フェイ・コー）から「渡したい物がある」と連絡を受け、急いで空港へ向かう。しかし再会した途端、費可が目の前で突然倒れ、そのまま救急車で運ばれてしまう。ほどなくして何珊の勤務先に手紙が届くがそれは費可の訃報を伝えるものだった。追悼会へ向かった何珊は、費可の知人4人と出会う……。

2015年、費可は南臨鉱業の会長である陳樹発（チェン・シューファー）の娘、陳佳佳（チェン・ジアジア）と交際していた。費可は樹発と佳佳を別宅に招待する。娘の幸せを願う樹発から両親のことなどを根掘り葉掘り質問されても、費可は嫌な顔一つせずに答える。その後、費可と佳佳は結婚することに。結婚式の後、酒に酔った樹発は費可に1000万元を渡す。

2014年、投資会社に勤務する程浩（チョン・ハオ）は、飛行機で隣の席に座った費可と知り合う。材料工学を専攻していたと話す費可に、ハイテク分野への投資を検討している程浩は興味を持つ。程浩と費可は連絡先を交換し、やがて一緒に夜の街へ繰り出すように。ある日、費可は程浩の家へ。雨漏りで部屋が水浸しになったと言う費可に程浩は……。

地下室に集められた5人が順番に費可との関係を語るにつれて、彼を包む幾重もの謎のベールが1枚、また1枚と剝がされていく。外資系企業に勤める蘇倩（スー・チエン）は、2014年に費可がSNSを通じて接触してきたことを話し始める。費可とのやりとりを楽しんでいた蘇倩は、ある暴雨の日、会社まで迎えに来てくれるかと費可に連絡する。

蘇倩は「借金を返さないと、ひどい目に遭わされる」と話す費可を救いたい一心で、ある大胆な行動に出ていた。そんな蘇倩が費可について地下室で話した後、一同は船へと移動する。次は萱児（シュエンアル）が話す番だが、なかなか話し出さない。萱児の本名が明らかになると、程浩は萱児が通っていた大学名を言い当てる。程浩がそれを知っていた理由は……。

2010年、大学生の萱児は費可と交際している。ある朝、前夜の記憶がない萱児は費可を問い詰めるが、言いくるめられてしまう。交際を続けるうちにプライドが傷ついていき、萱児は怒りに任せて別れ話を切り出す。その後、萱児は自暴自棄になり、何度も費可に連絡しようとするが……。そんな中、萱児の携帯電話にメッセージが届く。

樹発が船内で取った行動により、一同は驚きのあまり言葉を失う。費可への積年の恨みから怒りに火が付いた樹発を、一同はどうにか制止しようとする。しかし樹発の怒りは収まらない。そこで声を上げたのは何珊だった。自分が取材を通して得た情報と、4人の話は食い違っているという。何珊はまず、樹発に矛先を向ける。

2005年、秀才と評判の高校生だった費可は、名門の成江大学に推薦で合格する。費可とは同級生である何珊も成江大学の受験を控えている。新しい生活を楽しみにしていた費可だが、養母から無理難題を頼まれて悩んでしまう。いよいよ大学入試の日を迎え、費可は義理の弟を応援するため、一緒に入試会場へ向かうが……。

大学生の何珊は、恋人と行った店で偶然、費可と会う。しかし、費可はすぐに帰りたがり、人違いだと言う。後日、大学で何珊に問い詰められ、事情を説明する費可。そんな中、数学オリンピックで優勝したこともある費可は金融サークルに入り、充実した大学生活を送る。順調そうな費可だったが、兄弟分の喬（チャオ）に弱みを握られてしまい……。

費可と疎遠になった何珊は、費可との縁が切れたと思っていた。そんな何珊に、費可を捜しているという劉漠（リウ・モー）から連絡が入る。劉漠は樹発の下で働いていた。何珊は、費可が詐欺師であり被害額が億単位にも上ったことや、費可の妻の佳佳が亡くなったことを劉漠から聞く。そして劉漠は彼だけが知っていることを何珊に話し始める。