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【ネタバレあり】鹿苑記~僕の生意気な彼女~ あらすじ徹底解説!ときめきと謎解きが止まらない運命の恋

鹿苑記~僕の生意気な彼女~
あらすじ・ネタバレ キャスト・登場人物 放送予定

中国ドラマ『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』基本情報とあらすじと見どころ

かつて将来を誓い合った二人が、ある陰謀によって引き裂かれ、1年半後にまさかの形で再会! しかも、彼女が書いた小説そっくりの殺人事件が起きて、元カレが担当捜査官だなんて…! そんなドラマティックな展開から目が離せない、ミステリーロマンス時代劇の登場です💖

鹿苑記~僕の生意気な彼女~
原題 我家娘子惹不起 (My Sassy Girl)
放送・配信情報 BS12 トゥエルビ:2025年7月3日(木)スタート
話数 全24話
キャスト

林清秋(りんせいしゅう):ディン・ジアウェン(丁嘉文)

鹿南一(ろくなんいつ):ホアン・イー(黄羿)

傳聞淵(ふぶんえん):ドン・ユー(东宇)

雷羽(らいは):ウェン・ユエン(文渊)

宮北音(きゅうほくおん):シャン・シュエン(尚璇)

演出・脚本 演出:ヤン・シータオ、リー・ユーピン

ときめきと謎が交差する、運命のラブストーリー

商家の娘・鹿南一(ろくなんいつ)と、名家の御曹司・林清秋(りんせいしゅう)。二人は身分の差を超えて愛し合い、駆け落ちまで約束した、誰もが羨む幼なじみの恋人同士でした。

でも、そんな幸せは長くは続かなかったのです…。ある日、お互いの元に届いたのは、あまりにも冷たい絶縁状。信じていた相手からの突然の裏切りに、二人の心は深く傷つき、別々の道を歩むことになります😭。

それから1年半後。

鹿南一は、悲しい過去を乗り越え、金州の都で男装の人気作家「説話人」として、自分の力でたくましく生きていました。彼女が書く恋愛小説は、街中の人々を夢中にさせるほど!✨

一方、林清秋は科挙に合格し、エリート官僚としてまさにその金州に新しい知府(長官)として赴任してきます。

運命の再会…のはずが、二人が顔を合わせた場所は、なんと殺人事件の現場! しかも、その事件は鹿南一の小説の内容をそっくり真似たものだったのです。この奇妙な事件のせいで、彼女は第一容疑者として、元カレである林清秋に取り調べられるという最悪の状況に…!

「私の小説を薄情男として描いたな?」とネチネチ言ってくる林清秋。彼はまだ彼女を忘れられずにいるのに、素直になれないツンデレっぷりを発揮! 鹿南一も、彼に裏切られた(と思い込んでいる)手前、強気な態度を崩せません。

こうして、反発しあいながらも事件の真相を追うことになった二人。捜査を進めるうちに、1年半前のあの絶縁状が、何者かによってすり替えられたものだったという衝撃の事実が浮かび上がってきます。一体誰が、何のために二人を引き裂いたのか?

小説そっくりの事件は次々と起こり、二人の恋は甘く切ない謎解きゲームのように展開していきます。 互いの想いを再確認しながらも、事件の裏に潜む大きな陰謀に立ち向かっていく二人。その姿は、応援せずにはいられません!

ただの事件捜査ものでも、甘いだけの恋愛ドラマでもない。本作の魅力は、主人公・鹿南一の強さと賢さです。夢で事件を予知する不思議な能力も開花させ、作家ならではの視点で事件の核心に迫っていく彼女の姿は、本当にカッコいいんです!

主演のディン・ジアウェンとホアン・イーのフレッシュな魅力と、最高のケミストリーも見どころの一つ。 特に、これまでクールな役が多かったディン・ジアウェンが見せる、一途で甘々な溺愛っぷりには、きっと心を鷲掴みにされちゃいますよ♡

果たして二人は、過去の誤解を解き、真犯人を見つけ出し、今度こそ幸せな未来を掴むことができるのでしょうか? 二人の恋の行方から、一瞬たりとも目が離せません!

中国ドラマ『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』相関図

中国ドラマ『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』相関図
中国ドラマ『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』相関図
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このページにはネタバレが含まれています。ご注意ください。

中国ドラマ『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』の各話ネタバレあらすじ

  • 『鹿苑記』第1話あらすじネタバレ!因縁の再会は事件の始まり

    どうも!今回は、ミステリーとロマンスが絶妙に絡み合う期待の新作『鹿苑記』の第1話について、熱く語っていきたいと思います!

    物語の舞台は金州。ここで大人気の説話人が、我らがヒロイン、鹿南一です。彼女が書く「不実な男」をテーマにした物語は、街中の女性たちの心を鷲掴み!特に、彼女の最新作『愛の裏切り:許されざる者』は、発売と同時に飛ぶように売れていきます。

    この物語のモデルは、実は彼女の元恋人、林清秋。かつて将来を誓い合った仲なのに、一方的に別れを告げられた…と鹿南一は信じています。

    そんなある日、鹿南一が茶館で物語を披露していると、なんとそこへ林清秋本人が現れます!しかも、金州の新しいお偉いさん(知府)として赴任してきたというから驚きです。「やっと見つけた」と切なげな林清秋に対し、鹿南一は積年の恨みを込めて強烈な平手打ち!いやあ、再会のシーンからして波乱万丈ですね。

    その夜、気を取り直して侍女の小桃と灯籠祭りを楽しんでいた鹿南一ですが、そこで世にも恐ろしい事件に遭遇します。目の前に垂れ下がってきた赤い布を引くと、なんと首を吊った男性の死体が現れたのです!しかも、その殺害方法は、奇しくも鹿南一が書いた物語の内容とそっくりそのままでした。これがきっかけで、鹿南一は殺人事件の重要参考人として役所に連行されてしまいます。

    そして、彼女を取り調べることになったのが、新任知府の林清秋。元恋人同士が「容疑者」と「捜査官」という最悪の形で再会を果たしてしまったのです。林清秋は事件が解決するまで鹿南一を金州から一歩も出すなと命令。これは職権濫用なのか、それとも彼女を守るためなのか…?

    しかし、事件はこれだけでは終わりません。何者かが鹿南一の執筆途中の原稿に手を加え、次の事件の場所と時間を書き換えていたのです。好奇心から、書き換えられた場所「天一茶館」へ指定された時間に向かった鹿南一。すると、そこには舞台に置かれた棺桶と、その中で息絶えている茶館の主、包盛の姿が…。またしても物語が現実となり、鹿南一は完全に殺人犯として投獄されてしまいます。

    そこへ「待った!」をかけたのが、鹿南一の婚約者を名乗る裕福な商人、傅聞淵。彼は鹿南一を釈放させようと林清秋に賄賂を渡そうとしますが、清廉潔白な林清秋はこれを一蹴。傅聞淵まで牢屋に放り込んでしまいます。

    林清秋は自ら検死を行い、2つの事件の被害者の死亡推定時刻が、鹿南一が現場にいた時間よりも前であることを突き止めます。彼は鹿南一の無実を確信し、彼女を釈放。しかし、安心したのも束の間、鹿南一の書店「雲沢書会」が「彼女の書いたことは現実になる」と恐れた民衆によって放火されてしまうのです!

    燃え盛る炎の中、大切な原稿を取りに戻ろうと飛び込んでいく鹿南一。その後を追って、ためらうことなく炎の中に飛び込んでいく林清秋!果たして二人の運命は?そして、物語を操り、事件を裏で糸引く真犯人は一体誰なのでしょうか?第1話から目が離せない展開の連続でした!

  • 「鹿苑記」2話あらすじネタバレ!元サヤコンビの捜査線上に浮かぶ怪しい養子

    物語の作者が殺人犯!?そんなまさかの疑惑をかけられた人気作家の鹿南一。第2話では、彼女の無実を信じる堅物役人林清秋との、ちょっとぎこちない共同捜査が幕を開けます!

    民衆から「殺人鬼!」と罵られる鹿南一を、林清秋はひとまず役所で保護という形でかくまうことに。しかし、じっとしていられないのが鹿南一の性分。「私の物語を模倣した事件なら、作者の私が一番わかるはず!」と、半ば強引に捜査に加わります。

    二人がまず向かったのは、第一の事件現場「天一茶館」。林清秋は、なんと酢と赤い傘を使って、洗い流されたはずの血痕を見事に浮かび上がらせるという科学的な捜査を披露!これには鹿南一も驚きを隠せません。血痕の跡から、被害者は舞台上ではなく客席で殺害され、その後、棺に運ばれたことが判明します。

    続いて、第二の被害者である医師姫方海の周辺を調査。彼の養子である姫信石は、養父を失った悲劇の息子を演じますが、鹿南一は作家ならではの鋭い人間観察眼で、彼に胡散臭さを感じ取ります。「動機がないなら、家族を疑うべきよ」と主張する鹿南一に対し、林清秋は「憶測で話すな」とあくまで証拠主義。二人の捜査方針は真逆ですが、不思議と互いを補い合っているようにも見えます。

    そんな中、林清秋は被害者たちの爪から、犯人のものと思われる皮膚片が検出されたことを突き止めます。犯人の体には、被害者ともみ合った際の引っかき傷が残っているはず…。さらに、姫方海が吊るされた縄の結び方が、鹿南一の物語に登場する「人」の字結びとは違う、特殊で頑丈な結び方であることも明らかに。犯人は物語をただ模倣しているわけではなく、独自の知識を持っているようです。

    捜査を進めるうち、姫信石が手に怪我をしていることが発覚。ますます彼への疑いが深まりますが、筆跡鑑定では証拠を掴めません。

    そんな折、街は雪祈願祭で賑わっていました。人混みに紛れた鹿南一でしたが、すぐに民衆に見つかり「殺人犯だ!」と囲まれてしまいます。絶体絶命のピンチに駆けつけたのは、またしても林清秋でした。彼は「3日以内に真犯人を捕らえられなければ、この職を辞す」と民衆の前で宣言し、鹿南一を守り抜くのです。林清秋の男気あふれる行動に、二人の間の氷も少しずつ溶けていくのでした。

    そして、ついに鹿南一が仕掛けます。作家の発想力を活かした罠を考案し、林清秋に協力を依頼。わざと「凶器が見つかった」という偽の情報を流し、動揺した犯人が隠した凶器を自ら掘り起こすように仕向けたのです。

    案の定、罠にかかった姫信石は、隠していた凶器のメスを手にします。その決定的瞬間を押さえた林清秋と鹿南一。ついに真犯人を追い詰めた二人は、彼を逮捕すべく「徳善堂」へと向かうのでした!

  • 「鹿苑記」3話あらすじネタバレ!悲しい真実と新たな謎、すれ違う二人の恋の行方

    追い詰められた犯人、明かされる動機

    物語は、リン卿(林清秋)が医師の姫信石を鋭く追及する場面から始まります。薬包紙の特殊な結び方が、殺害に使われた縄の結び方と一致することを突きつけるリン卿。さすがの観察眼です!

    姫信石は手のひらの傷を「薬を砕いていてできた」とシラを切り通そうとしますが、リン卿はそれすらも見抜いていました。「被害者の包盛に抵抗された際の傷を隠すために、わざと別の傷をつけたのだろう?」と。この推理、鮮やかすぎます!

    決定打となったのは、凶器のメス。リン卿は「凶器を井戸に捨てた犯人を見た」という偽の情報を流し、姫信石がまんまと罠にかかるのを待っていたのです。傅聞淵の協力で回収されたメスが証拠となり、ついに観念した姫信石。

    しかし、彼は素直に捕まる男ではありませんでした。近くにいた俞懐古を人質に取り、馬を要求して逃亡を図ります! 緊迫した対峙の中、姫信石はついに犯行の全てを語り始めました。

    彼の養父姫方海殺害の動機は、亡き養母への復讐でした。病気の養母を厄介払いし、まだ息があったにもかかわらず、その手で絞殺した非道な養父。姫信石はその事実を知り、長年憎しみを募らせていたのです。そして、鹿南一の小説を模倣したのは、世間を騒がせ、自分の犯行を煙に巻くためでした。

    ただ、ここで新たな謎が浮上します。姫信石は包盛を刺したことは認めたものの、「棺桶に入れて窒息させたのは俺じゃない」と主張するのです。この言葉が、物語に新たな影を落とすことになります。

    事件の終結と残された謎

    結局、姫信石は罪を認め投獄されますが、なんと牢獄で壁に頭を打ち付け、自ら命を絶ってしまいます。あまりにも早すぎる幕切れに、リン卿は「誰かをかばっているのではないか? 小説模倣犯は、まだ他にいるのかもしれない」と疑念を抱きます。

    一つの事件が終わり、また新たな謎が生まれる…この構成、たまりませんね!

    すれ違う恋心と、新たな物語の始まり

    事件が一段落し、物語は鹿南一とリン卿、そしてフー氏の人間模様へと移っていきます。

    リン卿は鹿南一との関係を修復しようとしますが、二人の間には「別れの手紙」という大きな溝が…。互いに「相手から一方的に別れを告げられた」と思っており、話が噛み合いません。

    そんな鹿南一を優しく支えるのがフー氏。彼は鹿南一のために新しい書店「鹿氏書坊」を用意し、彼女の再起を後押しします。自分の書いた物語が殺人に利用されたことに心を痛め、「もうミステリーは書かない」と決意する鹿南一。切ないですね…。

    そんな中、鹿南一は街で奇妙な噂を耳にします。それは「半年前、孫家の嫁が婚礼の夜に鯉の精になって天に昇った」というもの。新たな物語のインスピレーションを得た鹿南一ですが、民衆からは「お前の書く話は現実になる疫病神だ!」と罵られ、石を投げられてしまいます。

    そこに現れたのが、意外な人物、ゴンさんでした。彼女は鹿南一をかばい、二人はこれを機に和解。一緒に酒を酌み交わすのでした。

    一方、リン卿とフー氏も酒を飲みながら語り合います。そこで明らかになったのは、リン卿と鹿南一の悲しい過去の真相。身分違いの恋、駆け落ちの約束、そして何者かによって仕組まれたであろう「偽の別れの手紙」。二人の恋は、誰かの悪意によって引き裂かれていたのです。リン卿が錦州へ来たのも、鹿南一の書く物語を頼りに彼女を探し求めてきたからでした。

    物語のラスト、酒に酔った鹿南一は書店の屋根に登り、「天に昇るわ!」と叫びます。危険を察知したリン卿が駆けつけ、彼女を抱きとめると、朦朧とした鹿南一は彼を見つめ、こう呟くのです。

    「林清秋…やっと、私を連れに来てくれたのね?」

    リン卿の本当の名前を呼び、彼を待ち続けていたかのような言葉を残して、第3話は幕を閉じます。切なすぎるラストシーンでした。

  • 「鹿苑記 4 話あらすじネタバレ」傅聞淵に殺人容疑!?友のために鹿が立ち上がる!

    泥酔キスの真相と、まさかの事件

    前回のラスト、屋根から落ちた鹿(ルー)を林(リン)様が助けたシーンの続きからスタート。侍女から、昨夜の鹿はリン卿にキスされただけでなく、帰ろうとする彼の手を離さなかったと聞かされ、鹿は大パニック! 「そんなはずない!」と全力で否定しますが、これはもう、無意識のうちに惹かれ合っている証拠ですよね。

    その後、リン卿は鹿を誘って「月下老人廟」へ。そこで鯉の伝説の話になります。なんでも昔、この地で孫家の息子と蒋家の娘が結婚したものの、初夜に花嫁が鯉の仙女になって天に昇ってしまったとか。ロマンチックな伝説にうっとりする鹿。リン卿から鯉の飾りをプレゼントされたりして、二人の距離はいい感じに縮まっていきます。

    しかし、そんな穏やかな時間は長くは続きませんでした…。

    鹿が主催する読書会で、目玉として用意された高級酒「氷泉酒」の樽を開けた瞬間、会場は凍りつきます。なんと、中から出てきたのは…人間の頭部! 酒樽の中には、若い女性の死体が沈んでいたのです。

    友の逮捕と「鯉の仙女」伝説の謎

    楽しい宴は一転、地獄絵図に。リン卿の部下による検視が始まります。死体は死後半年以上が経過しており、口の中から「傅聞淵」と名前が刻まれた指輪が見つかります。そして、この酒を用意したのは、あろうことか友人の傅聞淵だったのです…。

    傅聞淵はすぐに容疑者として連行されてしまいます。

    さらに捜査を進めると、遺体は婚礼衣装を着ており、腰の玉佩から「離城の蒋家」の娘、江夢漁であることが判明。そう、彼女こそ、あの「鯉の仙女」伝説で、半年前に鯉になって天に昇ったとされる、まさにその人物だったのです!

    傅聞淵の尋問が始まります。彼は半年前、山賊に襲われていた江夢漁の婚礼行列を助けたこと、その際に彼女からお礼として玉佩を預かったことを証言します。しかし、そこへ江夢漁の義父である孫秦九が登場。彼は、江夢漁が生前、不倫相手に玉佩を渡したという噂があったと主張します。

    傅聞淵が持っていた玉佩と、遺体の口にあった彼の指輪。状況証拠はあまりにも傅聞淵に不利でした。彼の無実を信じる鹿の叫びもむなしく、傅聞淵は投獄されてしまいます。

    友を救え!鹿の決意と新たな手がかり

    傅聞淵が自分のために特製の椅子を作ってくれたこと、大好きな花火を用意してくれていたことを思い出し、悲しみにくれる鹿。さらに、傅聞淵が捕まったのをいいことに、店の革を奪おうと借金取りまで押しかけてきます。鹿は、先祖代々伝わる大切な腕輪を借金のカタに差し出し、店を守り抜きました。

    「彼が私にしてくれたように、私も彼を助けなきゃ」。

    決意を固めた鹿は、牢獄の傅聞淵に面会します。傅聞淵は無実を訴え、江夢漁を助けた時、彼女に「ユー」という名の侍女が付き添っていたことを思い出します。彼女なら、傅聞淵の無実を証明してくれるかもしれない…。

    たった一つの希望の光を見つけた鹿。果たして彼女は、友の無実を証明することができるのでしょうか。

  • 「鹿苑記」5話 あらすじとネタバレ!悲劇の夫が語る[仙女昇天]の真相とは

    いやあ、今回も引き込まれましたね!『鹿苑記』第5話、事件はますます混迷を極めてきました。鯉の精になったと噂された花嫁・江夢漁の遺体が酒甕から発見された前回の衝撃。今回は、主人公の鹿南一と林清秋が、事件の鍵を握るであろう江夢漁の夫、孫仁のもとを訪れるところから物語は始まります。

    悲しき夫の証言「妻は仙女になった」

    鹿南一と清秋が対面した孫仁は、妻の死を頑なに認めず、「彼女は私の目の前で仙女になったのです」と繰り返すばかり。彼の話によれば、婚礼の夜、裏庭に呼び出されると、江夢漁は「現世での縁は尽きました」と言い残し、天へと昇っていったというのです。

    彼の言葉を裏付けるかのように、江夢漁が去った後、屋敷の池で飼っていた鯉たちが次々と水面から飛び出して死んでいったと。宴の客たちもその異様な光景を目撃しており、事件はますますオカルトチックな様相を呈してきます。

    しかし、我らが鹿南一は「幽霊や仙女などいるものか」と一蹴。悲しみに暮れる夫の姿に同情しつつも、事件の真相を暴くため、調査を進めます。

    池の底に隠された毒の証拠

    二人が向かったのは、鯉が死んだという池。そこには、孫仁が鯉たちのために作ったという「魚の墓」がありました。掘り起こしてみると、出てきた魚の骨はすべて真っ黒。毒物によって骨の髄まで侵されている証拠です。

    これで「鯉の集団自殺」という怪奇現象は、何者かによる毒殺だったことが判明。となると、江夢漁も同じ毒で殺された可能性が浮上します。

    氷室での絶体絶命と脱出劇

    さらに二人は、遺体が発見された孫家の氷室(酒蔵)へ。そこで鹿南一は、遺体が入っていた酒甕と他の酒甕の熟成度が違うことに気づきます。遺体入りの酒は明らかに熟成が浅い。これは、毎年夏至に封印される氷室に、封印後、何者かが江夢漁の遺体を運び込んだことを意味していました。犯人は孫家の内部にいる可能性が濃厚となります。

    その時、何者かによって二人は氷室に閉じ込められてしまいます!絶体絶命のピンチかと思いきや、鹿南一は氷室の壁が「冬凌石」という火花を起こす石でできていることを見抜きます。石を打ち付けて火花を散らし、扉に氷酒をかけることで温度差を生み、見事扉を破壊して脱出に成功!いやー、この知識と機転、さすがです。

    役所に戻った鹿南一は、氷室の寒さで高熱を出して倒れてしまいます。そんな彼をぶっきらぼうながらも心配し、薬を飲ませて看病する清秋。二人の距離が少しずつ縮まっていく様子は、この殺伐とした事件の中での一服の清涼剤ですね。

    しかし、のんびりもしていられません。検視官の尹(イン)が、例の毒魚の骨で出汁をとったスープを作ってしまい、それを飲んだ同僚が突然錯乱して暴れだすという珍事件が発生!この毒には、人を狂わせる作用があることが判明し、物語は新たな謎を残して幕を閉じます。

    一体誰が、何のために江夢漁を殺し、仙女伝説をでっち上げたのか。孫仁の証言は嘘なのか、それとも彼もまた犯人に操られているだけなのか。謎が謎を呼ぶ展開から、ますます目が離せません!

  • 『鹿苑記』第6話あらすじネタバレ 仙女の正体と玉佩に隠された巨大な陰謀

    前回、傅聞淵が殺人容疑で捕まってしまい、どうなることかと思いましたが、今回のエピソードで事件は大きく動きました。それでは早速、第6話のあらすじとネタバレにいってみましょう!

    幻覚の正体は「五色散」!仙女事件の真相

    物語は、我らが雷羽がとんでもない奇行に走るところからスタート!

    酒場の看板を引っこ抜いて「飛ぶんだー!」と大騒ぎ。これ、実は毒のせいだったんです。

    林清秋と鹿南一の推理により、雷羽が盛られた毒は「五色散」というものだと判明します。この五色散、神経を麻痺させて、強烈な興奮状態や幻覚を引き起こす作用があるんだとか。

    ここでピンと来た林清秋、さすがです!そう、あの「鯉に乗った仙女」事件、あれも被害者の孫仁がこの五色散によって見せられた幻覚だったんですね。犯人は孫仁に毒を盛った後、証拠隠滅のために残りを池に捨てた。だから池の鯉はみんな死んでしまった、というわけ。いやはや、見事な推理でした!

    すれ違う想い…ゴンとフー、そしてリンの決意

    事件の謎解きが進む一方で、登場人物たちの恋模様も切なく交差します。

    ゴンちゃんは、獄中にいる傅聞淵のために、彼の大好物であるサツマイモのお菓子を健気に作ります。でも、彼女のフーへの想いは「親友」どまり。彼の無実が証明されたら、はっきりと思いを伝えて断るつもりだと語る姿は、なんとも切ない…。

    一方、林清秋は獄中のフーと対面。フーは「もし自分が死んだら、ルー(ゴン)を守ってくれ」と頼みます。しかし林清秋は、「彼女がこの一年で乗り越えた痛みを、俺が一生かけて埋め合わせる」とキッパリ!フーの願いを断り、ゴンを自分が幸せにすると力強く宣言するシーンは、しびれましたね!二人の男が、一人の女性を想う…熱い展開です。

    ついに真犯人の尻尾を掴んだ!玉佩と両面鏡の秘密

    事件はここから一気に核心へ!

    フーの無実を証明できる唯一の証人、殺された江夢漁の侍女ユーが見つかります。彼女の証言で、フーとジャンは恋愛関係になかったことが証明されました。

    そんな中、ジャンの義父である孫秦九が、やけに執拗にジャンの形見である「白い魚の玉佩(ぎょくはい)」を返すよう要求してきます。その態度を怪しんだ林清秋とゴンちゃん。

    この玉佩、ただの装飾品じゃなかったんです!なんと、古代楼蘭王国の秘宝で、もう一つの「黒い玉佩」と合わせると、国の勢力図をも変えるほどの財宝のありかが示されるという、とんでもない代物でした!

    そして決定的証拠が見つかります。二人がスン家を捜索中、ジャンの嫁入り道具だった「両面鏡」の中から、彼女が死の直前に残したメモを発見!

    そこには「孫秦九と包盛が白い魚の玉佩を狙っている。命の危険を感じる」との文字が!

    回想シーンでは、孫秦九がジャンに暴力を振るい、玉佩を渡すよう脅迫する姿が…。そう、一連の事件の黒幕は、義理の父である孫秦九だった可能性が極めて高くなったのです!

    物語は単なる痴情のもつれによる殺人事件から、国家の宝を巡る巨大な陰謀へと姿を変えました。林清秋とゴンちゃんは、孫秦九の行方を追うことを決意するのでした。

  • 鹿苑記 7話 あらすじネタバレ!1年越しの誤解が解け、ついに二人の想いが…

    事件は新たな局面へ!棺詰めの第二の犠牲者

    物語は、孫秦九が林青秋の命令で指名手配される場面から始まります。しかし、彼が捕まるより先に、なんと川から引き上げられた棺の中から無残な姿で発見されてしまうのです。

    検視によると、孫秦九は体に多数の刺し傷を負いながらも、生きたまま棺に閉じ込められ溺死させられたという、あまりにも残忍な手口でした。そして彼の太ももの皮の内側には、あの「黒魚の翡翠のペンダント」が縫い付けられていたのです。

    包盛と同じく棺で殺された孫秦九。林青秋は、二つの事件の犯人が同一人物であると確信し、姫信石が真犯人を庇っていたのではないかと推理を深めます。事件の真相を解明するため、林は孫秦九と包盛の関係を徹底的に洗うよう部下に命じます。

    嵐を呼ぶ女、聞雲汐の登場!

    事件の捜査が続く中、役所にとんでもない人物が乗り込んできます。林青秋の婚約者・聞若汐の妹、聞雲汐(ぶん・うんけい)です。

    この聞雲汐が、まあ絵に描いたような高慢ちきなキャラクターで!姉と林青秋の仲を取り持つという名目でやってきたものの、居合わせた陸南一を見つけるやいなや、「卑しい商人の娘」「リン卿にまとわりつく女狐」などと罵詈雑言のオンパレード。見ているこっちが胸糞悪くなるほどの言いようでした。

    しかし、我らが陸南一も負けてはいません。「あなたは側室の娘で、姉に媚びへつらって今の地位があるくせに」と痛烈なカウンター!このやり取りはスカッとしましたね。

    1年越しの誤解、その真相

    傅聞淵が、なんと陸南一に公開プロポーズを計画!その情報を聞きつけた林青秋は、嫉妬と焦りから、プロポーズの会場に向かう陸南一を強引に連れ去ってしまいます。

    「なぜこんなことをするの?あなたには婚約者がいるじゃない!」と詰め寄る陸に、林はついに1年間の想いを爆発させます。

    「君が好きだ。誰よりも。君がいない間、私の心は空っぽだった。君が傅聞淵といると知って、嫉妬で気が狂いそうだった」

    婚約は母親が勝手に決めたもので、何度も破棄の手紙を送っていたこと、自分の花嫁は陸南一以外考えられないことを、必死に訴える林。

    そこへ、親友の宮北音が駆けつけ、すべての真相を明らかにします。

    1年前、二人が別れることになった原因は、すべて聞雲汐の策略だったのです。聞雲汐は二人の手紙を盗み見て筆跡を真似し、偽の別れの手紙を作成。約束の時間に、それぞれ別の場所に誘導し、お互いが心変わりしてすっぽかしたように見せかけていたのでした。賢い二人も、恋愛が絡むとこんな稚拙な罠にハマってしまうなんて…。

    宮北音と雷羽は、すでに聞雲汐から「骨抜き薬」と偽って白状させ、自白書に拇印も押させていました。悪だくみがすべてバレて、二人はついに1年越しの誤解を解くことができたのです。夕日の中、静かに見つめ合う二人の姿は、本当に美しかったですね。

  • 『鹿苑記』第8話あらすじネタバレ:身分差の恋、再び!若様の正体と新たな障壁

    いやあ、第8話、すごかったですね!やっと、やっとですよ!じれったい誤解が解けて、鹿南一と林清秋が復縁しました!

    「もっと早く探しに来てくれなかったの?」と拗ねる鹿南一に、「君の物語を見つけてすぐに来たんだ」と返す林清秋。病に倒れてまで彼女を探し続けた彼の想いを知ったら、もう許すしかないですよね。二人が再び結ばれるシーンは、本当に美しくて、見ているこっちまで幸せな気持ちになりました。

    しかし、幸せな時間は長くは続かないのがドラマの常。二人の復縁を察した傅聞淵の切ない告白には胸が締め付けられました。「君が結婚していない限り、俺は待つ」なんて、男前すぎます!彼の誠実な人柄が伝わってくるだけに、彼の恋が報われないのがもどかしいですね。

    一方、事件の捜査は新たな局面を迎えます。錦州の事件の被害者たちが、10年前に首都から移住してきたことが判明。さらに、事件の鍵を握る翡翠のペンダントが、莫大な財宝が眠ると噂されるジー太師の娘の墓から出たものだとわかり、物語は一気にスケールアップ!林清秋は真相を追うため、首都へ向かうことを決意します。

    そして、鹿南一も「物語の結末を見届けたい」という名目で同行することに。ここからが第8話のハイライトです!

    首都に到着した一行を待っていたのは、なんと物々しい兵士たち。そして、そこで明かされる衝撃の事実…!林清秋はただの役人ではなく、なんと「安鼎の若君」という高貴な身分だったのです!どうりで家柄の違いで反対されるわけだ…と納得。彼がウェン嬢との婚約を破棄するために首都に戻ってきたことも明かされ、二人の前には「身分差」という大きな壁が立ちはだかります。

    さらに、首都府では林清秋のライバル、陸白が登場。科挙の成績で林清秋に負けたことを根に持っているようで、ネチネチと嫌味を言ってきます。しかし、面白いことに、この陸白は鹿南一が書いた物語の大ファン!彼女が作者本人だと知ると、手のひらを返したように賓客として迎え入れると宣言します。鹿南一の才能が、思わぬところで彼らの窮地を救うことになるのかもしれませんね。

    恋も事件も、舞台を首都に移してさらにヒートアップ!これから二人はどうなってしまうのか、目が離せません!

  • 「鹿苑記 9話あらすじネタバレ」強引な愛と呪いの絵画、新たな事件の幕開け

    物語は、都で大人気の小説家「ルー先生」の正体が、我らが鹿南一だったと判明するところから始まります。林清秋もその事実に驚きを隠せません。

    自分の小説の犯人をばらされそうになって、思わず耳をふさぐお茶目な一面も見せつつ、鹿南一は婚約者がいるのに馴れ馴れしい林清秋を「遊び人」と一蹴します。しかし、そんな彼女の態度もお構いなしに、林清秋は「ルーはもう俺のものだ」と大胆に宣言!なんと、役所を宿代わりにして、強引に鹿南一のそばに居座ることを決めてしまうのです。

    その足で、林清秋は婚約者である聞若汐のもとへ。婚約破棄をきっぱりと申し入れます。同席していた若汐の妹雲汐は激怒しますが、当の若汐は驚くほど冷静。「私には考えがある」と呟く姿は、なんだか底知れない怖さも感じさせます。

    一方、久しぶりに実家に戻った鹿南一を待っていたのは、もぬけの殻の家と、両親からの置き手紙。なんと、両親と弟は西域へ旅行に出てしまい、使用人も解散、おまけに枕元のお小遣いまで弟に持ち去られていました。仕掛けられた罠のせいで家にも入れず、文字通り天涯孤独になってしまった鹿南一。不憫だけど、ちょっと笑ってしまいますね。

    そんな鹿南一の前に、颯爽と現れるのが林清秋。彼は荒れ果てた鹿南一の実家の庭を、職人を呼んで綺麗に修繕させていました。「君の思い出のためなら、全財産を使ってもいい」なんて、殺し文句がすぎます!彼のまっすぐな愛情表現に、鹿南一の心も揺れ動いている様子。

    しかし、二人の甘い雰囲気を切り裂くように、都で新たな事件が発生します。被害者は富豪の銭(チェン)氏。彼の死は、10年以上も都を震撼させている「幽霊画」の連続殺人事件と関係があるという噂が飛び交います。その絵を手にした者は、必ず焼死体で発見されるという呪われた事件…。

    さっそく現場に駆け付けた鹿南一と林清秋。銭氏の側室ジューに話を聞きますが、彼女は「夫に愛情はなく、ただの利害関係だった」と驚くほど正直に語ります。林清秋は、そのあまりの正直さから「彼女は犯人ではない」と見抜きます。

    こうして、恋模様と並行して、新たな怪奇事件の捜査が幕を開けたのでした。

  • 「鹿苑記」第10話 あらすじとネタバレ:呪いの絵と女の戦い!

    呪いの絵が引き起こした怪事件

    物語は、都でも有名な富豪・銭氏が屋敷で焼死体となって発見されるという、なんともショッキングな場面から始まります。現場に駆け付けたのは、我らが鹿南一と、相変わらず犬猿の仲の林清秋。

    屋敷の使用人たちが口を揃えて言うのは、「呪いの絵」の存在。なんでも、銭氏がその絵を手に入れてからというもの、屋敷では奇妙な出来事が頻発していたというのです。「絵から美しい女が出てきた」なんていう証言まで飛び出して、一気にオカルトミステリーの様相を呈してきました。

    迷信だと一蹴する林清秋と、「何か裏があるはず」と慎重な鹿南一。この二人が揃うと、まあ、お約束通り口喧嘩が始まりますよね。

    官職をかけた大勝負!負けたら市中引き回し!?

    この事件の捜査を巡って、鹿南一と林清秋はとんでもない賭けをすることに!

    「どちらが先に事件を解決できるか」

    最初は「負けたら官職を辞す」というだけでも大事なのに、ヒートアップした二人は「負けた方は市中引き回しの刑」という、とんでもない条件まで追加しちゃいます。もう、どっちも負けず嫌いなんだから!でも、この二人のライバル関係が、物語を最高に面白くしているんですよね。

    一方、宮北音による検視では、奇妙な事実が判明します。銭氏の遺体は、なぜか何枚も服を重ね着しており、燃え跡からは謎の青い粉末が発見されました。これはただの焼死事件ではなさそうです。呪いの正体、そして犯人の目的とは一体何なのでしょうか。

    「側女にしてやろう」衝撃の女の戦い

    そして今回、事件と同じくらい、いやそれ以上に強烈だったのが、鹿南一と林清秋の婚約者・文令嬢の対決シーンです!

    文令嬢は、鹿南一を呼びつけると、信じられない言葉を口にします。

    「あなたを評価しに来た。もし相応しければ、私が彼と結婚した後、あなたのことを側女にしてあげてもいい」

    と、とんでもない上から目線!悪びれもせず「高貴な男には側女や愛人がいるのは当たり前」「正妻は嫉妬などせず、気品と威厳を持つべき」と語る彼女に、鹿"ちゃん"はブチギレ!

    「恥知らずにもほどがある!」と一喝し、彼女の歪んだ価値観を痛烈に批判します。この鹿南一の啖呵が、まあ痛快なこと!視聴者の言いたいことを全部代弁してくれました。家柄や常識に縛られる文令嬢と、自分の心に正直に生きる鹿南一。二人の対比が鮮やかでしたね。

    果たして、事件の真相に先にたどり着くのは鹿南一か、林清秋か。そして、複雑に絡み合う恋の行方はどうなるのか。目が離せません!

  • 鹿苑記 11話 あらすじネタバレ:最強のラスボス、母上降臨!

    いやあ、今回の『鹿苑記』第11話、とんでもない嵐が吹き荒れましたね!恋の障害といえば色々ありますが、やっぱり最強のラスボスは「彼のお母様」なんだなと、改めて思い知らされる回でした。それでは早速、波乱万丈の第11話の展開を振り返っていきましょう!

    物語は、庭の改修費用を稼ぐため、宮北音がとんでもないバイトを思いつくシーンから始まります。なんと「埋葬メイク」の練習台に自分の顔を使い、ホラー映画さながらの姿で登場!その発想力には、もはや感服するしかありません。

    その頃、事件の捜査に行き詰まる役人たちを横目に、リン邸では林清秋の母上が突如として襲来!息子が良からぬ娘(もちろん鹿南一のこと)といるのではと、疑いの目を光らせています。林清秋は母親に鹿南一の存在がバレないよう、鹿南一に助けを求め、てんやわんやの大騒ぎ。ドアの向こうの物音を「犬がふざけてぶつかっているだけです」とごまかす林清秋の必死さが、なんとも言えず笑いを誘います。

    しかし、母の勘は鋭いもの。ごまかしきれるはずもなく、ついに母上が動きます。宮北音を呼びつけ、鹿南一を食事に誘うための招待状を渡すよう命令。これはもう、ただの食事会ではありません。まさに「鴻門の会」、宣戦布告です。

    一方、林清秋は父であるアンディン公に「鹿南一以外とは結婚しない」と決意を伝えます。いつもは母の尻に敷かれている父ですが、今回は息子の恋を密かに応援。母の見張りを振り切って鹿南一の元へ向かう林清秋を、見て見ぬふりで見送るのでした。父上、グッジョブ!

    そして、運命の食事会「エリクサー・タバーン」。そこには母上だけでなく、林清秋の公式婚約者である聞若汐の姿も。若汐は、お菓子の批評から有力者との付き合いまで、完璧な令嬢っぷりを披露。家柄、教養、人脈、その全てで鹿南一との格の違いを見せつけます。

    そして最後に、母上から鹿南一へ突き付けられた言葉はあまりにも残酷でした。

    「あなたは林清秋にふさわしくない。彼のキャリアの助けにもなれない。若汐こそが完璧な妻となる女性です」

    この言葉のナイフは、鹿南一の心を深く、深くえぐったことでしょう。愛する人の母親から、全人格を否定されるような仕打ち。あまりにも切ないラストシーンでした。

  • 「鹿苑記 12話あらすじネタバレ」恋と事件が急展開!毒の絵画と空から降ってきたイケメン!?

    いやあ、今回の『鹿苑記』はすごかったですね!恋模様も事件の謎も、一気にハンドルを切って急加速した感じ。もう、画面に釘付けでしたよ!

    さて、まずはあの気まずいお茶会から。林清秋の公式婚約者聞若汐が、鹿南一に対して「私が正妻になったら、あなたを側室として迎えてあげるわ」なんて、とんでもないマウントを取ってきました。プライドの高いお姫様らしい、なかなかの爆弾発言。でも、我らが鹿南一は一枚上手。「あら、それはいい考えね」なんて言いながら、涼しい顔でチクリと反撃。「あなたは彼の出世しか興味がないの?」ですって。これにはお姫様もぐうの音も出ません。

    そこへ颯爽と現れたのが、当の本人林清秋!なんと母親と若汐の目の前で、「私が娶るのは鹿南一ただ一人だ!」と堂々の宣言!いやー、男らしい!若汐の顔が真っ白になってたのが、目に浮かぶようです。

    この話を聞いた鹿南一は、まんざらでもない様子。林清秋の気持ちを信じているんですね。二人がいい雰囲気になったその時、屋根の上に怪しい人影が!そう、例の幽霊画を盗みに来た賊です。ここから物語は一気にサスペンスモードへ。

    賊を追う役人たち。その中の一人、陸白が、なんと逃げる途中で足を滑らせ、偶然通りかかった若汐の上にダーイブ!「空から私の恋人が降ってきた?」なんて言っちゃう若汐、可愛すぎません?この二人の出会い、まさに運命のハプニング!バイが若汐の大切な翡翠のペンダントを壊してしまったことで、二人の間には新たな縁が生まれそうです。

    一方、鹿南一と林清秋は、賊が命がけで盗もうとした絵画に秘密があると確信。鹿南一が絵の青い顔料に触れて嗅いでみたところ、なんと奇妙な感覚に襲われます。そう、この顔料には幻覚作用のある毒が仕込まれていたんです!銭(チェン)氏が狂気に陥ったのも、この絵の毒が原因だったんですね。

    事件の捜査を担当する陸白も、独自に絵の毒にたどり着きます。林清秋とバイは、互いにライバル心をむき出しにしながらも、次の手がかりが絵の出所である「画材店」にあることで意見が一致。二人のイケメンが火花を散らす姿も、見どころの一つですね!

    恋に事件に、もう目が離せません!

  • 鹿苑記 13話 あらすじネタバレ「美しき画家は仮の姿?罠に堕ちた真犯人」

    呪いの絵と変わり者の画家

    前回から続く「呪いの絵」の謎。なんでも、持ち主が次々と焼死するという、とんでもなく不吉な代物らしい。その出どころを探る林清秋と鹿南一は、絵の作者である故・葉青山の唯一の弟子、洛寒水に会うため「雲山画廊」を訪れます。

    この洛寒水が、なかなかのクセ者!「美女は無料で描く」「商人とは金輪際お仕事しない」という、ちょっと変わったポリシーの持ち主。案の定、商人を装う林清秋一行には、妻鹿南一の肖像画に5000両という法外な値段をふっかけてきます。

    そこへ現れた絶世の美女、聞若汐嬢には「あなたのような美しい方なら、生涯無料で描きたい」なんて言う始末。これには鹿南一もちょっとムッとしちゃいますよね。でも、林清秋が「美の基準は人それぞれ。君は君の良さがある」とフォローするシーン、最高でした!

    しかし、ただの変人かと思いきや、この洛寒水、絵を描くだけの男にしては腕っぷしが強そう…。林清秋と鹿南一は、彼が武術の心得があり、何かを隠していると確信を深めていきます。

    華麗なる罠と明かされる毒の正体

    一方、毒に侵された林清秋を救うため、一行は「死者をも蘇らせる」と名高い名医ユーを都に呼び寄せます。派手な行列で名医を迎え入れる様子は、まるでお祭りのよう。

    でも、これこそが林清秋の仕掛けた巧妙な罠!「名医が来たぞ!」と大々的にアピールすることで、毒の犯人をおびき出そうという算段だったのです。頭脳派の林清秋、さすがです。

    名医ユーの口から、毒の正体が「雪寒蜘蛛(せっかんぐも)」という、触れるだけで感染し幻覚を見せる恐ろしいものであることが語られます。そして、かつてジー太師も同じ毒に侵されていたという新事実も判明。絵に宿るとされたジー太師の娘の魂の話は、ただの噂に過ぎなかったようです。

    ついに犯人確保!その正体は…

    夜になり、林清秋の罠は見事に成功します。毒の被害者であるジューさんの部屋に、解毒薬を持って忍び込んだ人影が…。待ち構えていた林清秋たちが取り押さえると、その正体は、やはり画家の洛寒水でした!

    「なぜ?」と問い詰められるルオ。彼はジューさんとは無関係だと主張しますが、時すでに遅し。林清秋が雲山画廊を訪れた時から、すべては彼の掌の上だったのです。なぜルオは毒を使ったのか?彼の目的は何なのか?物語は核心に迫り、次回へと続きます。

  • 鹿苑記 14話あらすじネタバレ!悲恋が生んだ殺人画と、闇に蠢く新たな謎

    銭(チェン)氏殺害事件、ついに完結!犯人はまさかのあの人!

    前々から怪しいと睨んでいた人も多かったんじゃないでしょうか?そう、銭(せん)氏殺害事件の犯人は、画家の洛寒水でした!

    主人公の林清秋(りん・せいしゅう)は、洛寒水の描いた絵に、銭氏の側室である朱(しゅ)が身につけていたのと同じ、素朴な木のかんざしが描かれていることに気づきます。そこから彼の過去を調べ上げ、朱と洛寒水が相思相愛の幼なじみであったこと、そして彼が武術の心得がある屈強な手の持ち主であることを突き止めました。

    決定打となったのは、あの呪いの絵画「雪霊図」。以前、ヒロインの鹿南一が絵に触れて幻覚を見たことをヒントに、林清秋は自ら毒を試すという危険な賭けに出ます。その結果、絵の青い顔料に「雪寒蜘蛛の毒」が仕込まれていたことを確信。

    そして、罠だと知りながらも朱に解毒剤を届けに来た洛寒水を捕らえ、ついに全ての謎が解き明かされたのでした。

    悲しき犯人の告白。愛する人を奪われた画家の復讐劇

    捕らえられた洛寒水は、すべてを語り始めます。

    彼と朱は将来を誓い合った仲でしたが、朱の継母によって、好色な商人である銭氏のもとへ無理やり嫁がされてしまいます。洛寒水は大金を用意して朱を買い戻そうとしますが、銭(チェン)氏はそれをあざ笑うかのように拒絶。

    絶望した洛寒水は、美しい女性が絵から抜け出してくると噂の「雪霊図」に銭氏が執着していることを知り、復讐を決意。武夷鎮の怪しげな市場「鬼市」でその絵を手に入れ、銭(チェン)氏に売りつけたのです。

    愛する人を守るため、彼は事前に解毒剤を入れた香り袋を朱に渡していました。それでも万が一を思い、危険を冒してまで再び解毒剤を届けに来た彼の愛の深さには、胸が締め付けられますね…。

    法廷では、洛寒水は「すべて自分の責任だ」と朱をかばい、朱もまた「彼のしたことは全て私のせい」と罪を分かち合おうとします。二人の悲しい愛の形に、思わず涙腺が緩んでしまいました。

    事件解決!ほのぼの日常と、お騒がせ陸白の男気(?)

    シリアスな事件が解決した後は、ほっと一息つく日常パート。林清秋と鹿南一は、ワンタン屋で可愛い捨て犬を拾い、「タングル」と名付けます。このタングルがまた可愛いんですよ!

    一方、林清秋との賭けに負けた京兆府の陸白は、「潔く辞職し、市中を引き回される!」と宣言。男らしい!…と思いきや、いざとなると及び腰に(笑)。結局、林清秋の「賭けの内容はそんなことじゃなかった」という助け舟で、辞職は免れるのでした。この人の憎めないキャラクター、最高ですよね。

    主人公とヒロインの距離が急接近!

    今回、林清秋と鹿南一の関係も大きく進展しましたね!林清秋が手料理を振る舞い、軍にいた頃の辛い過去を打ち明けるシーンはグッときました。「お前に出会ってすべてが変わった」なんて、最高の殺し文句じゃないですか?

    「あなたがいなくなったら、誰が私にご飯を作ってくれるの?」と返す鹿南一も、素直じゃないけど愛情がダダ漏れでした。この二人の不器用な恋の行方から、ますます目が離せません!

    新たな謎「黒魚の翡翠」と「鬼市」

    物語は休む間もなく次のステージへ。林清秋は、投獄された洛寒水から新たな手がかりを得ます。「雪霊図」と同じ墓から盗まれたという「黒魚の翡翠のペンダント」、そして盗品が密売されるという謎の「鬼市」。

    周(しゅう)さんによれば、鬼市は夕暮れから夜明けまで開かれ、参加者は皆仮面をつけているとのこと。なんともミステリアスで、ワクワクする展開です!林清秋たちは、さっそく公文書館で鬼市について調査を始めます。

    一つの事件が終わり、また新たな、そしてさらに大きな事件の幕開けを予感させる素晴らしいエンディングでした。

  • 『鹿苑記』第15話あらすじネタバレ!烏衣鎮の罠と仮面の敵

    消えた記録と烏衣鎮への道

    物語は、林清秋と陸白が首都の記録保管所を調べている場面から始まる。事件の被害者である包盛と孫秦九、二人の記録がごっそり消えていたんだ。しかも、書類が置かれていた棚には埃が少なく、ごく最近持ち去られたことがわかる。犯人は、林清秋たちの動きを完全に読んで先回りしているみたいだ。恐ろしいほどの用意周到さだよね。

    二人の出身地が、かつて洛寒水が「雪霊図」の来歴を語った際に名前が出た「烏衣鎮」である可能性が浮上する。すべての謎を解く鍵は、この町にあると確信した林清秋は、従者の鹿南一を連れて烏衣鎮へ向かうことを決意するんだ。

    陸白は首都の仕事で残るけど、もし4時間経っても林清秋たちが戻らなければ、仲間が合図の「五色花火」を打ち上げる手はずになっていた。この約束が、後にとんでもない状況で効いてくることになるんだよ。

    不気味な町と謎の暗号

    深夜に烏衣鎮に到着した林清秋と鹿南一。でも、町は不気味なほど静まり返っていて、人の気配が全くない。露店を覗くと、異国情緒あふれる変わったデザインの簪(かんざし)が置いてあったりして、独特の雰囲気が漂っている。

    二人はある飴売りの店で、以前洛寒水から聞いていた暗号を試してみる。「鯉か哪吒(ナタ)か?」と尋ねると、店主は「哪吒」と答える。でも、すぐに「売り切れた」と言われてしまうんだ。どうやら「哪吒」は、彼らが探している「雪霊図」を指す隠語で間違いなさそうだ。でも、一足遅かったみたいだね。

    その頃、首都では陸白が聞(ウェン)嬢と会っていた。菊の花を贈って気を引こうとするんだけど、なんだか空回り気味…。そんな時に、夜空にあの五色花火が打ち上がる!林清秋たちの身に何かあったと察した陸白は、すぐさま馬を飛ばして烏衣鎮へと向かうんだ。

    絶体絶命!目と声を奪われた二人

    場面は変わって、林清秋と鹿南一は、何者かに捕らえられてしまっていた。しかも、林清秋は目が見えず、鹿南一は声が出せないという最悪の状況。床には燃えやすい松脂が塗られ、周りにはろうそくが置かれている。少しでも間違えれば、火の海に包まれてしまう絶体絶命のピンチだ。

    でも、ここからの二人の連携がすごかった!林清秋は冷静に状況を判断し、鹿南一に「1、2、前へ。3、4、ジャンプ」と足の動きで指示を出す。鹿南一はその指示を正確に読み取り、見事にお互いの縄を解くことに成功するんだ。この二人の絆の強さには、本当に胸が熱くなるよ。

    仮面の敵、現る

    なんとか脱出した二人の前に現れたのは、不気味な仮面をつけた男だった。「恋人同士が一番嫌い」だと言い放つこの男は、二人のうちどちらか一人が死ななければならないと、非情な選択を迫る。

    林清秋が「自分は錦州の長官だ」と身分を明かして脅しても、男は全く動じない。万事休すかと思われたその時、鹿南一が機転を利かせる。「私は物語の名手よ」と名乗り出て、悲恋物語が好きだという犯人に、物語を聞かせることで時間を稼ごうとするんだ。

    鹿南一は白雪姫のような物語を語り始めるけど、犯人はハッピーエンドが気に入らない様子…。果たして二人は、陸白が到着するまで時間を稼ぎ、この危機を乗り越えることができるのか?という、まさに息をのむような場面で、今回は幕を閉じたんだ。

  • 「鹿苑記」16話あらすじネタバレ!恋の矢に射抜かれた二人と、深まる事件の謎

    物語は前回の続き、ウーイー町での大立ち回りからスタート。何者かに捕らえられた男女を救うため、傅聞淵が駆けつけますが、そこに林清秋も登場。二人が競り合うように人質を助けようとする緊迫した場面で、我らが陸白が颯爽と現れます!

    京兆府の役人として見事に賊の頭を制圧した陸白でしたが、なんと毒矢を受けてしまい、意識不明の重体に…。もう、ヒロインを助けて自分が倒れるなんて、王道だけどハラハラしちゃいますよね!

    陸白の命を救うには、百年生の朝鮮人参が必要だという絶望的な状況。誰もが諦めかけたその時、林清秋が「うちには千五百年のがあるけど、それでいい?」と、とんでもない財力を見せつけます。他にも霊芝やら鹿茸やら、貴重な薬草を惜しげもなく提供し、陸白はなんとか一命をとりとめるのでした。

    そしてここからが恋の急展開!

    一晩中陸白を看病したウェン嬢は、彼が自分のために命を懸けてくれた勇敢な姿に、完全に心を奪われてしまいます。目覚めた陸白の鼻血を見て、なぜか自分の胸の鼓動が高鳴るのを感じ、「これって恋…?」と確信。

    陸白の妹(ルー嬢)に「私、恋に落ちたみたい!」「一目惚れってやつね!」と、目を輝かせながら報告するウェン嬢。知り合ったばかりじゃない?と心配するルー嬢に、「愛があれば年の差なんて!」「伝統なんて関係ないわ!」と、まるで別人のような情熱的な持論を展開!しまいには「いざとなったら駆け落ちするわ!」とまで言い出す始末。この変わり身の早さ、すごいですよね(笑)。

    一方、当の陸白も、ウェン嬢が自分のおかげで林清秋との婚約を破棄すると聞いて、まんざらでもない様子。部下のジョウに「俺、恋に落ちたみたいだ」「いつプロポーズすべきかな?」なんて相談し始めちゃって、もう両想い確定じゃないですか!朴訥な陸白の恋する姿、なんだか可愛らしくて応援したくなります。

    そんな甘い雰囲気の裏で、林清秋は事件の捜査を着々と進めていました。

    捕らえた盗賊の頭言滄海を尋問し、ジンジョウで殺された孫秦九と包盛が、かつて4人組の盗掘団だったことを突き止めます。10年前に仲間の一人石開陽が殺され、残る3人は姿を消したとのこと。つまり、まだ生き残りが一人いるはず…。

    しかし、言滄海は「俺を牢から出せば教えてやる」と口を割りません。万策尽きたかと思われたその時、ルー嬢が機転を利かせます。言滄海が身につけていた菱の実のペンダントから、彼の亡き妻がフォン民族だったことを見抜き、妻の故郷の味である「菱の実のケーキ」を差し入れます。亡き妻を思い出させるその味に、さすがの言滄海も心を動かされた様子…。果たして彼は、事件の鍵を握る最後の男の正体を語るのでしょうか。

  • 「鹿苑記 17話あらすじネタバレ」事件の核心へ!恋の行方も大混戦!

    墓荒らし事件の真相、そして最後の男「古山」

    物語は、捕らえられた墓荒らしの男の自白から始まります。彼が語ったのは、10年前に起きた太傅の娘の墓荒らし事件の顛末でした。

    包盛率いる4人組は、墓からお宝を盗み出した後、足を洗うことを宣言。しかしその直後、仲間の一人、石開陽が惨殺されたのです。これに恐怖を感じた残りの仲間たちは散り散りになりましたが、10年の時を経て、犯人に見つけ出され殺されてしまいました。

    そして、ついに4人組の最後の生き残りの名が明かされます。その名は古山。彼こそが4人組のリーダーであり、なんと自在に体を縮めることができる「縮骨術」の達人だというのです。おそらく彼は顔を変え、今も都のどこかに潜んでいる…。そして、武邑町から戸籍簿を盗み出したのも彼ではないか、と清秋たちは推測します。事件の黒幕の輪郭が、ようやく見えてきましたね!

    南一、敵地(?)で人気爆発!

    一方、私たちのヒロイン、南一(なんい)は、清秋の母である王妃たちがお茶会を開いている「丹桂楼」へ。招待したのは、なんと王妃本人!

    最初は「身分の低い女が…」と南一をいびってやろうと画策していた王妃たちですが、彼女が今をときめく大人気作家の「魯先生」だと知るやいなや、態度は一変!「大ファンです!」「サインください!」と、まさかの大歓迎ムードに!この手のひら返しには笑ってしまいました。

    その後、南一は清秋の母と二人きりに。母は南一の人柄と聡明さに触れ、息子の恋人を少しずつ認め始めるのでした。「子は親の所有物ではない」「ツバメが巣立つように、自分の力で飛ばせてあげるべき」という南一の言葉は、王妃の心に響いたようです。嫁姑問題、解決の兆しが見えてきたかもしれません!

    それぞれの恋の狂騒曲

    今回は、サブキャラクターたちの恋も大きく動きました!

    まずは、京兆府の陸白に想いを寄せる聞若汐。彼女は清秋との婚約を破棄するため、なんと首吊り自殺の芝居を打ちます!「愛する人と結ばれなければ死んだほうがまし!」と泣き叫ぶ娘を見て、母親は仰天。若渓の想い人が陸白だと知ると、家柄の違いに難色を示しつつも、娘の命には代えられないと婚約破棄に協力することを約束するのでした。いやはや、なかなかの策士ですね!

    そして、もう一つの恋。京兆府の顧問である周(しゅう)さんが、なぜか「愛してます, 宮北音」と書かれた横断幕を掲げ、大量の菊の花を並べて、誰かのために盛大な告白をプロデュース!詩を朗読し、「結婚してください!」と叫びますが、お相手の宮北音はドン引きして去ってしまいました…。この告白、一体誰のためのものだったんでしょうか?そして、周さんは突然、病気を理由に辞職を申し出ます。彼の行動には、何か裏がありそうですね。

    物語は、王妃と文夫人が「恋は無理強いできないものね」と、南一の小説『裏切りの愛』を引き合いに出して意味深に語り合うシーンで幕を閉じます。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、ますます目が離せません!

  • 「鹿苑記」第18話あらすじネタバレ!蘇る記憶と、不器用な恋の急展開

    婚約解消!大人たちの腹の探り合い

    物語は、林清秋と若汐、二人の母親による会談から始まります。表向きは「うちの愚息(娘)では、お宅のお子さんに釣り合いませんわ…」なんて謙遜し合っていますが、その実、腹の中ではお互いに「この婚約、さっさと解消したい!」と思っているのが見え見えで、思わず笑ってしまいました。結局、二人の思惑は一致し、長年の懸案だった婚約はあっさりと解消されることに。まあ、当人たちにその気がないんですから、これが一番ですよね!

    不器用すぎる男の恋!雷羽と宮北音のハプニング

    さて、こちらのカップルは前途多難。宮北音への告白に大失敗した雷羽は、すっかり落ち込んで林清秋に相談します。林清秋は鹿南一との順調な関係を自慢げに語りますが、雷羽には何の参考にもなりません。

    意を決した雷羽は、宮北音に謝罪するため贈り物を手に彼女のもとへ。しかし、そのプレゼントというのが、なんと「切れ味のいいメス」!検視官である宮北音へのプレゼントとしては、ある意味的確なのかもしれませんが…普通、女性は喜びませんよね(笑)。

    ところが、ここで予想外のハプニングが発生!宮北音が毒(媚薬?)の粉末を吸い込んでしまい、様子がおかしくなってしまうのです。突然、雷羽に熱っぽく迫り始める宮北音。純情な雷羽はタジタジですが、宮北音が「この毒を吸うと、愛しい人の幻が見えるの…」とつぶやき、その相手が雷羽だったと知るやいなや、事態は一変!

    「俺と結婚してくれ!」

    まさかのプロポーズに、宮北音も「あなたが相手なら、逃げられないわね」と受け入れ、ここに不器用ながらも可愛らしいカップルが誕生したのでした。おめでとう!

    蘇る悪夢…事件の真相は鹿南一の記憶の中に

    甘い雰囲気から一転、物語は核心のサスペンスへと切り込みます。鹿南一は、幼い頃に崖から落ちて以来、繰り返し見る悪夢にうなされていました。それは、何者かに棺桶に閉じ込められる恐ろしい夢…。

    しかし、ある夜見た夢で、鹿南一はそれが単なる夢ではなく、失われた自分の記憶であることを確信します。

    8歳のあの日、彼女が崖から落ちたのは事故ではありませんでした。彼女は、4人の男たちが、太師の娘である季夏を生きたまま棺に入れ、殺害する現場を目撃してしまったのです。その犯人こそ、これまで事件に関わってきた石開陽、包盛、孫秦九、そしていまだ正体不明の古山でした。

    犯人たちに追われ、崖から転落した鹿南一。彼女が書いていた物語は創作ではなく、自身の忌まわしい記憶の断片だったのです。犯人の一人の目つきに見覚えがあるという鹿南一。全ての謎を解く鍵は、彼女の封印された記憶の中にありました。

  • 「鹿苑記」19話あらすじネタバレ:恩人の正体と悲しい別れ

    物語は、林清秋が覆面の男に襲われた事件の振り返りから始まります。彼女を救ったのは、なんと京兆府の周さんでした!しかし、助けた際に骨折したはずの周さんは、親戚が迎えに来たと言い残し、忽然と姿を消してしまいます。

    林清秋とリンさんは、周さんが自在に関節を外せる「縮骨術」の使い手ではないかと疑い、急いで後を追います。

    その頃、都では奇妙な事件が起きていました。10年前に太師の娘、季夏の墓を盗掘した盗賊団のメンバー、石開陽、包盛、孫秦九、そしてリーダーの古山の墓が、何者かによって暴かれていたのです。犯人はこの4人に強い恨みを持っているようでした。

    そして、ここからが衝撃の展開。林清秋たちは、周さんが盗賊団のリーダー、古山が身に着けていたという「金の魔除け」を持っていたことを思い出します。さらに、周さんの身体には縮骨術を使った痕跡が…。そう、いつもそばにいた温厚な周さんこそが、10年前に世間を騒がせた盗賊団のリーダー、古山だったのです!そして、彼はすでに何者かによって殺害されていました。

    「最も危険な場所が、最も安全な場所」とはよく言ったもので、10年以上も京兆府に身を隠していたんですね。

    長年、兄弟のように過ごしてきた周さんの正体と死を知り、陸白は悲しみと怒りに打ち震えます。「正義のためじゃない。俺はただ、復讐がしたいだけだ」と語る彼の姿は、見ていて胸が痛みました。周さんは過去に大きな過ちを犯しましたが、この10年間、善人として生き、罪を償おうとしていたこともまた事実でした。

    一方、恋の三角関係にも大きな動きが。林清秋とリンさんの仲睦まじい様子を見ていた傅聞淵が、ついに身を引くことを決意します。故郷の錦州へ帰るというのです。彼は林清秋への結婚祝いとして、彼女が好きだという花火を大量に用意し、ゴンさんに託します。「人の現れる順番は本当に大事だ」と寂しげに笑う傅聞淵…なんて切ないんでしょう。

    林清秋とリンさんは、季夏の墓盗掘事件の真相に迫ります。犯人は季夏と特別な関係にあり、彼女のために復讐しているのではないか?謎が深まる中、月夜の下で二人は良い雰囲気になるも、あと一歩のところで進展せず…。もどかしいですね!

    物語の最後、傅聞淵は林清秋に別れを告げ、新たな商売の道を求めて旅立っていきました。そして、悲しみに沈んでいた陸白が何かを閃いたような表情を見せたところで、19話は幕を閉じます。彼はいったい何に気づいたのでしょうか?

  • 「鹿苑記 20 話あらすじネタバレ」愛と復讐の悲劇、ついに明かされる真犯人の壮絶な過去

    大胆不敵な罠!物語で犯人を誘い出せ!

    前回の事件で心に傷を負いながらも、主人公の鹿南一は再び立ち上がります。事件の捜査に行き詰まった林清秋に、彼女は協力を申し出ました。そう、あの殺された周さんが遺した「因果応報だ」という謎の言葉を手がかりに、二人で真犯人を見つけ出すために。

    しかし、ジー太師の娘の墓を荒らした盗掘者4人が全員怪死したこの事件、捜査は完全に暗礁に乗り上げてしまいます。そこで鹿南一が思いついたのは、あまりにも大胆な作戦でした。

    「物語で、5人目の盗掘者がいたことにするの」

    自らが物語の作者であることを利用し、嘘の情報を流して犯人をおびき出すという危険な賭け。もちろん林清秋は猛反対!「君を危険な目には遭わせられない」と。でも、鹿南一の決意は固いんです。「私の物語が人を惑わせたなら、私の物語で正義を貫きたいの」と。そして何より、「あなたがいれば、私は絶対に安全だってわかってるから」なんて言われたら、林清秋も頷くしかないですよね!もう、この二人の信頼関係、尊すぎます!

    かくして、「愛の裏切り:墓にいた5人目の男」と題された鹿南一の新作物語は、都中の話題をかっさらいます。そして林清秋は「この事件が解決したら、結婚しよう」とプロポーズ!夜、眠っている鹿南一を守るために、二人の手首を赤い糸で結び、「これでもう離れない」と誓い合うシーンは、甘すぎてこっちが照れちゃいました。

    ついに正体を現した犯人、その悲しき動機とは

    しかし、幸せな時間も束の間。鹿南一は何者かに誘拐されてしまいます!現場に残された睡眠香と、鹿南一が護身用に持っていた石灰の粉。それをたどった林清秋たちが目にしたのは…!

    鹿南一を誘拐した犯人、それはなんと、あの温厚な医師に見えた俞懐古でした。彼の隠れ家には、氷で満たされた棺「氷棺」が置かれ、その中には美しくも悲しい表情を浮かべた女性、季夏が眠っていました。そう、彼女こそが事件の発端となった太師の娘だったのです。

    俞懐古は、鹿南一が物語で描いた「5人目の盗掘者」の正体を問い詰めます。鹿南一はそれが犯人を誘き出すための嘘だと白状し、代わりに、自分が子供の頃に盗掘者たちが季夏を棺に閉じ込めて殺害する場面を目撃していたという衝撃の事実を告白します。

    それを聞いた俞懐古は、自らの壮絶な過去を語り始めました。

    彼と季夏は深く愛し合い、密かに婚約までした仲でした。しかし、貧しい医者である俞懐古との結婚を季夏の父である太師は許さず、二人を引き裂こうとします。追い詰められた二人は、俞懐古が作った仮死状態になる薬を季夏が飲み、埋葬された後に彼女を助け出して駆け落ちするという計画を立てます。

    計画は完璧に進むはずでした。しかし、俞懐古が墓に駆けつけた時、すべては手遅れだったのです。彼より先に墓に侵入した盗掘者たちが、薬の効果が切れて生き返った季夏を発見。目撃者である彼女を、再び生きたまま棺に閉じ込め、窒息死させてしまったのでした。

    「愛する人を奪った奴らが、死んで当然だと思わないか?」

    静かに、しかし燃えるような憎しみを込めて語る俞懐古。彼は季夏の体を腐らせないよう氷棺に安置し、彼女を殺した者たち一人ひとりへの復讐を誓ったのです。そして、錦州で鹿南一の物語に出会い、その殺人方法を模倣して復讐を遂げていたことも…。

    愛する女性との未来を無残に奪われた男の、10年にもわたる復讐劇。そのあまりに悲しい真相に、言葉を失わずにはいられませんでした。しかし、物語はまだ終わりません。俞懐古はどうやって、逃げた盗掘者たちを見つけ出したのか?新たな謎を残して、今回は幕を閉じます。

  • 鹿苑記 21話 あらすじネタバレ:愛が起こした悲劇の結末と、結ばれる恋人たち

    10年にわたる復讐劇、その悲しい真相

    物語は、ついに追い詰められた犯人、医師の俞懐古の告白から始まります。彼が連続殺人に手を染めた動機は、10年前に亡くなった恋人季夏への狂おしいほどの愛でした。

    季夏の死後、彼女の墓が何者かに暴かれ、副葬品が盗まれるという事件が発生。俞懐古は、季夏が嫁入り道具として身に着けていた「エメラルドの鳳凰の腕輪」が都に出回ったのをきっかけに、10年の歳月をかけて犯人の一人、石開陽を突き止めます。そこから、彼の静かで残忍な復讐が始まったのです。

    「彼女が棺の中で窒息死させられるべきだったとでも?」と開き直る俞懐古。彼の歪んだ正義は、林清秋の言葉にも揺らぎません。追い詰められた彼は、自ら火を放ち、林清秋と鹿南一を道連れにしようとします。「来世で君を守るよ、シア」という言葉を残して炎に包まれる俞懐古。絶体絶命の二人でしたが、間一髪のところで救出されました。

    事件は解決したものの、愛が憎しみを生み、多くの命が失われたという事実に、林清秋と鹿南一も複雑な表情を浮かべます。「愛は世界で最も大きな謎だ」という林清秋の言葉が、この事件のすべてを物語っていました。

    ついに結ばれる!それぞれの愛の形

    重苦しい事件とは対照的に、都では恋人たちの関係が大きく進展しました!

    1. 林清秋と鹿南一

      事件を乗り越え、お互いへの想いを再確認した二人。林清秋は、この1年間ずっと鹿南一を探し続けていたことを告白します。「これからお前は俺のものだ。文句はなしだ」という、これ以上ないほどストレートな愛の言葉!もう、見てるこっちが照れちゃいますよね。

    2. 宮北音と雷羽

      こちらのカップルもとってもキュート。ベイインは雷羽を連れて両親の墓参りへ。雷羽は彼女の両親の前で、「一生をかけてインを幸せにします」と固く誓います。不器用ながらも、お互いを大切に想う気持ちが伝わってきて、心が温かくなりました。ベイインが贈った手作りの鹿の角の飾りも素敵でしたね。

    3. 陸白とウェン嬢

      なんと、まさかのウェン嬢からの逆プロポーズ!「私と結婚してくれますか?」という彼女の真っ直ぐな言葉に、陸白も「はい」と即答。ついにこの二人もゴールインです!おめでとう!

  • 「鹿苑記」22話あらすじネタバレ!最悪の初対面と波乱の婿選びコンテスト開幕!

    物語は、鹿南一、林清秋、そして友人たちが合同結婚式の計画で盛り上がる、なんとも微笑ましいシーンから始まります。「生まれた日は違えど、結婚する日は同じに!」なんて、青春ドラマの王道でこっちまでニヤニヤしちゃいますよね。

    しかし、ここに大きな問題が。なんと鹿南一の両親は、二人がヨリを戻したことすら知らないというのです。それどころか、かつて鹿南一が林清秋のために家出した一件で、彼に相当な恨みを抱いている可能性が浮上。友人たちの心配をよそに、「僕がなんとかする」と自信を見せる林清秋ですが、この男、いつもちょっとズレてるから不安になりますよね(笑)。

    そんな中、鹿南一の元に弟の鹿南二から一通の手紙が届きます。そこには、旅先で盗賊に襲われた両親が、とある剣士に助けられたこと、そして両親がその剣士を大絶賛し、なんと鹿南一との縁談を進めているという衝撃の事実が書かれていました!突然現れた恋のライバル!しかも、両親公認!

    さあ、ここからが今回のハイライトです。

    鹿南一の両親が、ついに都に帰ってきました。時を同じくして、林清秋は友人たちの協力のもと、「鹿南一の両親への挨拶」の予行演習を計画します。厳格な両親役を演じてもらうため、日当10両で街で見つけた夫婦を雇うのですが…もうお分かりですね?そう、その夫婦こそが、本物の鹿南一のご両親だったのです!

    何も知らない林清秋は、雇った偽の両親(本物)の前で「いかにして義両親をうまく騙すか」なんていう芝居を始めてしまいます。そこに帰ってきた鹿南一と鉢合わせ!「何この茶番?」「いや、演技の練習を…」「演技?私たち本人ですけど?」…想像するだけで胃が痛くなるような修羅場の完成です。最悪すぎる初対面で、両親の怒りは頂点に。

    激怒した鹿南一の父は、なんと「婿選びコンテスト」の開催を宣言!家柄や本人の想いなどお構いなしに、公開オーディションで娘の婿を決めるという暴挙に出ます。

    コンテストの第一回戦は「彼女の心を射止めよ」。舞台上にいる女性を笑わせた者が勝ちというルールです。手紙にあったあの剣士、黄振雲(ホァン・ジェンユン)が甘い言葉で会場を沸かせる中、林清秋は舞台に上がると、おもむろに懐からワンタンを取り出します。そして、舞台上の女性には目もくれず、こう言い放つのです。

    「私の心にはすでに想う人がいる。勝つためだけに他の女性の心を弄べば、それは愛する人を失うことと同じだ」

    ルールを無視したこの行動に、会場からは称賛の声も上がりますが、もちろん結果は失格。第一回戦は、ライバルの黄振雲に軍配が上がってしまいました。林清秋の誠実さが、またしても裏目に出てしまった瞬間でしたね。果たして、彼はこの逆境を乗り越え、鹿南一の婿になることができるのでしょうか。

  • 鹿苑記 23話 あらすじネタバレ「愛を証明する、最後の試練」

    波乱の試験、第二ラウンド!食の好みで心は測れる?

    前回の試験で一敗を喫してしまった清秋。後がない第二の試験は、なんと「お互いの理解度」を問うクイズ対決!しかも、お題は「食の好み」という、なんとも日常的なテーマです。

    「南一の好物は?」「ワンタンは皮と餡、どっちが好き?」「薬膳スープは好き?」

    幼なじみの清秋にとっては楽勝かと思いきや、これが意外な展開に。ライバルの黄(ホァン)氏が、最近の南一の些細な好みの変化をズバリと当ててみせます。実はこれ、南一の父・陸(ル)氏が仕掛けた巧妙な罠。「長い付き合いに甘えず、相手の小さな変化に気づき、感謝と思いやりの心を忘れるな」という、二人への深いメッセージが込められていたんですね。この時点で、もうただの婿選びじゃないってことが伝わってきます。

    最終試験「真実の愛」と、南一に迫る魔の手!

    そして運命の最終試験。テーマは「真実の愛とは何か」。清秋が作文に取り組む中、事件は起こります。南一の部屋から、彼女が大切にしていたお守りの赤い紐がなくなっていることに清秋が気づくのです。

    「南一が危ない!」

    直感した清秋は、試験官である陸氏の「この部屋を出たら棄権とみなし、二度と陸家の敷居はまたがせない」という厳しい言葉も振り切り、愛する人のために席を蹴って飛び出していきます。

    その頃、南一はなんと、あの人の良さそうに見えた黄氏に誘拐され、監禁されていました!彼の正体は、南一の両親が清秋の真心を試すために雇った役者、賈歩真(ジャ・ブージェン)。しかし、彼は依頼の範囲を超え、本気で南一を自分のものにしようと牙をむきます。絶体絶命のピンチに、南一は必死に清秋の名を叫びます。

    愛の勝利!すべては二人のための壮大な芝居だった

    間一髪のところで駆けつけた清秋が、見事南一を救出!ボロボロになりながらも、愛する人を守り抜きました。

    そして、ここからがこのエピソード最大の見どころ。なんと、この誘拐騒動すらも、南一の両親が仕組んだ壮大な芝居だったのです!ライバルを仕立て、難しい試験を課し、最後には命がけの試練を与える…そのすべてが、「清秋が本当に南一を命をかけて愛し、守る覚悟があるのか」を見極めるためのものだったんですね。

    清秋が試験の勝ち負けよりも南一の身を案じ、すべてを投げ打って助けに来たこと。それが、どんな言葉よりも雄弁に「真実の愛」を証明したのでした。

    「王族の身分を捨て、婿に入るなら認めよう」なんて意地悪な最後の揺さぶりも、結局は二人の幸せを願う親心。すべてを理解した清秋と南一は、ようやく両親からの祝福を受け、固く結ばれるのでした。いやー、本当に良かった!

  • 鹿苑記 最終回(第24話)ネタバレ:甘い罠とすれ違う想い

    かゆみ粉で愛の告白?林清秋と鹿南一の甘い攻防

    物語は、私たちの予想をはるかに超える甘い展開からスタートします。知府である林清秋(林清秋)が、鹿南一に「服をたたんで持ってこい」と命令する、ちょっと意地悪なシーンから。でも、これで終わる鹿南一ではありません!

    お返しとばかりに、林清秋に手作りの菓子を差し入れます。しかし、その包み紙にはなんと「かゆみ粉」が!まんまと罠にはまった林清秋は、全身のかゆみに大絶叫!解毒剤を求める彼に、鹿南一は「お願いしてみて?」と小悪魔スマイル。この二人の子供みたいなやり取り、可愛すぎますよね!

    かゆみに耐えかねた林清秋が「愛ゆえの行動だった」と白状すると、雰囲気は一変。鹿南一は、かつて水灯籠に書いた願いが「あなたを妻にすること」だったと、熱烈に愛を告白します。物語の本で口説き文句を勉強したなんて、不器用な彼らしいですよね。

    この告白に、鹿南一も「この人生で、私、林清秋はあなた、鹿南一にしか嫁がない」と誓います。ようやく素直な気持ちを伝え合った二人。もう、見ているこっちが照れてしまいます!

    忍び寄る影…傅聞淵の策略

    幸せいっぱいの二人の裏で、新たな陰謀が動き出していました。ジンシュウから来たという傅聞淵が、葉(イエ)家を訪れます。この家の令嬢葉小棠は、人の夢に入り込む不思議な力を持つ少女。彼女が持つ「二匹の魚の翡翠のペンダント」を、傅聞淵は「自分の家宝だ」と主張します。

    偶然を装ってシャオタンを助けた彼は、まんまとペンダントをゲット。実は彼こそが皇太子であり、このペンダントを手に入れることが彼の計画の一部だったのです。彼の登場が、今後の物語にどんな嵐を巻き起こすのか、不穏な空気が漂います。

    すれ違う想い…月下老人廟の切ない約束

    物語の終盤、二人は月下老人廟で会う約束をします。鹿南一がこっそり贈ってくれた美しい衣装に身を包み、心ときめかせる林清秋。しかし、運命のいたずらか、二人はすれ違ってしまいます。

    鹿南一は林清秋を待ち続け、彼女がどこにいても見えるようにと、夜空に美しい花火を打ち上げます。その花火を、別の場所で一人見上げる林清秋。甘い再会を果たすはずだった二人の間に、切ない距離が生まれてしまった瞬間でした。

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