中国ドラマ「蜀紅錦～紡がれる夢～」放送予定

益州随一の技で錦王と呼ばれ鮮やかな蜀紅を作り出した季帰南（ジー・グイナン）は何者かの陰謀による冤罪で娘・季英英（ジー・インイン）の目の前で殺された。8年後、花（ホワ）家に借金の返済をしながら母、兄・季耀庭（ジー・ヤオティン）とともに細々と染色工房を続ける季英英の前に楊（ヤン）家の三男・楊静瀾（ヤン・ジンラン）が現れる。彼女は気づいていなかったが、彼はあの日の惨劇を共に目撃した少年だった…。

桑（サン）長史の息子で皇帝の寵妃を姉に持つ桑十四（サン・シースー）を怒らせた季英英（ジー・インイン）。だが、彼女はこの機会を利用してお人好しな桑十四を取り込み小店の仲間たちと染色会を立ち上げる。そして、花（ホワ）家が糸の精錬をする浣花渓を独占するのを禁じる規則を作ってほしいと桑長史に直談判。一方、前任の錦官だった亡き師匠・沈如風（シェン・ルーフォン）の遺志を継ぐ楊静瀾（ヤン・ジンラン）は…。

桑（サン）長史から新任の錦官が着任したと知らされた季英英（ジー・インイン）は、その錦官に直訴したいと考えるが門を開けてもらえない。しかも、花（ホワ）家に借金の返済を迫られ亡き父が遺した織り機を取られてしまう。その後、姿を現さない錦官が楊静瀾（ヤン・ジンラン）だと知った季英英。彼女は彼から蜀紅を復活させれば父の濡れ衣を晴らせるかもしれないと言われるが…。

季英英（ジー・インイン）は染色会が芳菲会に参加できるよう推薦人を探し始める。すると、幼馴染の許婚・趙修縁（ジャオ・シウユエン）が彼女の才能を評価しているという祖父に引き合わせてくれる。彼が推薦人になってくれる条件は季英英が半月で古い糸を売り切ることだった。一方、楊静瀾（ヤン・ジンラン）は亡き母の命日に苦い思い出しかない実家に久しぶりに戻って家族と対面し…。

ルイ祖祭の当日、季英英（ジー・インイン）は中身が見えない箱を縁起物として売り出し古糸を売り切ることに成功。だが、花（ホワ）家の女主人・花容（ホワ・ロン）が季耀庭（ジー・ヤオティン）を陥れて季英英を脅迫。彼女は趙修縁（ジャオ・シウユエン）の祖父に趙（ジャオ）家に嫁ぐことが望みだと言わざるを得ず、染色会の仲間たちからの信用を失ってしまう。一方、楊静瀾（ヤン・ジンラン）は青城山で不審な男たちが糸を運ぶのを見つけて…。

芳菲会への参加を阻まれながらも糸の新色作りに励んだ季英英（ジー・インイン）。彼女は芳菲会当日、見本となる綿毛を会場に降らせて朱顔タと名づけた新色の糸を宣伝。新色の糸は錦官を通して長安で正式に登録されなければ売ることができないため、先に楊（ヤン）家を始めとする錦舗から予約を取る。すると、花容（ホワ・ロン）から急に借金の全額返済を迫られて…。

花容（ホワ・ロン）の後ろ盾である副都督の末娘・牛五娘（ニウ・ウーニアン）は、芳菲会に参加できずとも飛花会の仲間と250貫を売り上げた季英英（ジー・インイン）の才覚に興味を抱く。これに焦った花容は季英英を殺そうと独断で刺客を送るが失敗。そんな中、楊静瀾（ヤン・ジンラン）は季英英の手を借りて花（ホワ）家の帳簿を調べ脱税の証拠を掴むと、偽の御黄の糸についても追及すべく花容を連行するが…。

牛五娘（ニウ・ウーニアン）の屋敷に招かれた季英英（ジー・インイン）は彼女の仲間になれば思い通りの人生と成功を手にできると言われる。それを断ると部屋に閉じ込められ蜀紅を染めるまで帰さないと脅される。その後、父から3度目の結婚を迫られた牛五娘は糸の密造場所を確保するためにも先手を打とうと決心。自分の結婚相手として趙修縁（ジャオ・シウユエン）に白羽の矢を立てて…。

花容（ホワ・ロン）が獄中で死亡し楊静瀾（ヤン・ジンラン）は牛五娘（ニウ・ウーニアン）の仕業だと察する。また、楊静瀾によって牛五娘の手から救い出された季英英（ジー・インイン）はいつか必ず蜀紅を完成させて彼に恩返しをすると伝える。その後も牛五娘は季英英を執拗に追い詰めようと画策。その結果、朱顔タの登録書が届くのを待つ季（ジー）家に錦舗の者たちが押しかけ桑（サン）長史まで乗り込んでくるが…。

牛五娘（ニウ・ウーニアン）の卑劣な陰謀に打ち勝ったものの彼女と趙修縁（ジャオ・シウユエン）の結婚を知らされ青ざめた季英英（ジー・インイン）。彼女は趙修縁の口からこれは自分の選択だと告げられて彼との恋が終わったことを悟る。そんな彼女を楊静瀾（ヤン・ジンラン）は彼なりの方法で慰め励ましたのだった。その後、青城山で牛五娘の手に落ちた楊静瀾。彼は偽の蜀紅を登録するようにと迫られると…。

楊静瀾（ヤン・ジンラン）は季英英（ジー・インイン）に前任の錦官だった師匠が彼女の亡き父親と蜀紅の件について調べていたことを明かし、彼女と求める真相は同じだと語る。また、牛五娘（ニウ・ウーニアン）と趙修縁（ジャオ・シウユエン）の婚礼が行われ、趙修縁が復元に成功したという蜀紅が来賓たちにお披露目される。皆はその真贋を疑いつつも武力を誇る副都督・牛瑾（ニウ・ジン）の前では異議を唱えられず…。

季英英（ジー・インイン）は楊静瀾（ヤン・ジンラン）の一言で彼こそが父が殺された日に一緒にいた少年だったと気づく。そして、当時の真相を調べる楊静瀾に協力し流れる赤色を恐れる心の傷を乗り越え蜀紅を染めることを決意する。だが、父親から伝えられていた染料を使っても蜀紅を再現できない。そこで兄と一緒に父親からもらった巾着の縫い目を開いてみると…。

蜀紅の糸で鳳凰を模した凧を作り闘錦会に乱入した季英英（ジー・インイン）。結局、錦王は趙修縁（ジャオ・シウユエン）と発表されるが、彼女によって趙修縁の蜀紅が偽物だと証明されたことは皆が知るところとなる。また、牛五娘（ニウ・ウーニアン）の密造工房を突き止めた楊静瀾（ヤン・ジンラン）は青城山が火事だという噂を流して衆目を集め、彼女が長年、隠してきた罪が日の目を見るように画策するが…。

牛瑾（ニウ・ジン）に呼び出された楊静瀾（ヤン・ジンラン）は兵士が季（ジー）家を包囲する様子を見せられ後ろ盾が誰か言うようにと脅される。だが、彼は一枚上手の策で季英英（ジー・インイン）を救うと、皇帝に献上する蜀紅錦を作る彼女を牛瑾が護衛せざるを得ない状況に持ち込む。一方、季英英とともに蜀紅錦を作る命を受けている趙修縁（ジャオ・シウユエン）は強引に祖父から趙（ジャオ）家の当主の座を奪って…。

牛（ニウ）親子と対立した結果、どこの錦舗からも糸を受注できなくなった飛花会。この状況を打開したい季英英（ジー・インイン）は豪商が来たという噂の異人市に出向いて謎めいた商人・白晟（バイ・ション）と知り合う。一方、牛親子を罪に問えず歯がゆく思う楊静瀾（ヤン・ジンラン）は亡き師匠の言葉を思い出して墓を掘り起こすことを決心。師匠の骨からある手がかりを見つけると…。