中国ドラマ「繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~」放送予定

空前の繁栄を誇りながらも、やがて訪れる衰退の兆しが見え始めた、万暦帝の治世。蠹(と)県の城外にある畑の中で見つかった死体の、あまりに凄惨な様子に、捕吏の曲三更(きょく・さんこう)も顔色を失った。それ以上に曲三更を驚愕させたのは、長い棒で体を貫かれ、案山子のように突っ立っていた死体が、彼の師匠である捕頭・冷無疾(れい・ぶしつ)だったという事実である。しかも奇妙なことに、その棒には“吾が道 一を以て之を貫く”と「論語」の一節が書かれていたのだった。「下手人を捕らえ、父の仇を討って」という師の娘・冷桂児(れい・けいじ)の言葉に背中を押され、曲三更は捜査に邁進するが、1人、また1人と新たな被害者が出てしまい、事件は連続殺人の様相を呈していく。やがて捜査が進む中で、20年前のある事件が浮かび上がり…。
中国ドラマ『繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~』予告編
放送予定
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第1話 1-2
2025-09-26 13:00~14:00【#1】万暦37年、蠹県。城外にある畑の中で見つかった死体の、あまりに凄惨な様子に、捕吏の曲三更も顔色を失った。それ以上に曲三更を驚愕させたのは、長い棒で体を貫かれ、案山子のように突っ立っていた死体が、彼の師匠である捕頭・冷無疾だったという事実である。しかも奇妙なことに、その棒には“吾が道 一を以て之を貫く”と「論語」の一節が書かれていたのだった。「下手人を捕らえ、父の仇を討って」。師の娘・冷桂児の言葉に背中を押され、曲三更は捜査に邁進するが…。 【#2】捕頭を兼任することとなった刑吏組の頭領・易有靠は、“五侯府”と名乗って町を牛耳っている荒くれ者集団の親分たちに接触を図る。彼らの“目付役”でもあった冷無疾の後釜に座ろうという魂胆である。一方、曲三更も、五侯府の親分に接近するための布石を打っていた。裏の事情に詳しい者から情報を得ることが捜査の鉄則。冷無疾の事件について尋ねるには、彼らはうってつけの相手なのだ。だが、捜査を進めるうちに、曲三更は師匠の知られざる一面を垣間見ることに…。
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第2話
2025-09-29 13:00~14:00捕頭を兼任することとなった刑吏組の頭領・易有靠は、“五侯府”と名乗って町を牛耳っている荒くれ者集団の親分たちに接触を図る。彼らの“目付役”でもあった冷無疾の後釜に座ろうという魂胆である。一方、曲三更も、五侯府の親分に接近するための布石を打っていた。裏の事情に詳しい者から情報を得ることが捜査の鉄則。冷無疾の事件について尋ねるには、彼らはうってつけの相手なのだ。だが、捜査を進めるうちに、曲三更は師匠の知られざる一面を垣間見ることに…。
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第3話 3-4
2025-09-30 13:00~14:30【#3】何度も後頭部を殴られ、口の中には頭のないひよこの死骸。凶器と思しき銅尺には、またしても「論語」の一節が。頭だけを地中に埋められた格好で見つかった第二の被害者・王崇理の死も、狂気によって飾り立てられていた。2つの事件の下手人は、同一人物で間違いないだろう。事件について考えを巡らせ、話し合う曲三更たち。「叔父上は人の道に背くことをしたのやも」。そうつぶやいた鳳可追は、被害者の行いについて自分に調べさせてほしいと申し出るのだった…。 【#4】第三の死体の出現で、一連の事件は20年前に起きた火事に関係があるという公算が強まった。万暦17年、後に出火元となる陸邸には、当主の陸遠暴と数名の使用人だけが住んでいた。童僕の陸直は優しく聡明で陸遠暴からも気に入られており、いずれ養子にするのではと噂が立つほど。他の使用人も彼を“若様”と呼ぶようになっていた。しかし、賢く目端が利くがゆえに、陸直は主人の腹黒さや、陸遠暴のお抱え妓女である林四娘の秘密などを次々と知ることに…。